商品番号:1542824
(税込)
【 仕入れ担当 渡辺より 】
素朴な風合いが魅力的な、
読谷村花織の九寸名古屋帯をご紹介いたします!
証紙はございませんが、地風、手花(てぃばな)の織の組織から
読谷山の花織かと存じます。
豊かな風土が育んだ、やわらかな表情…
琉球の織物の魅力は、断定的な柄ではなく、
それぞれを簡略化した抽象紋の奥行き。
物語を読み解くかのように、お召しになられる方それぞれが
そのお柄のテーマを見立てて
装いに取り入れていただくのも素敵な楽しみ方かと存じます。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
節感のある、ふっくらとしなやかな紬地。
穏やかな茶鼠色を基調として、
お柄には藍色の絣の横段とともに、
立体感ある複雑な装飾菱模様を緻密に織りなしました。
幾何学的な、手花(てぃばな)によるお柄。
自然の彩りを写しとった琉球染織ならではの表情をお楽しみいただけます。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
絹100% 長さ約3.7m
柄付け:お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、お稽古、お茶席 など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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