商品番号:1541958
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
新潟県十日町、柏田屋の友禅作家【 田村哲彦 】氏の
暈し染によるシンプルなデザインの訪問着のご紹介です。
残念ながら田村哲彦氏は現在作品の創作はございません。
市場に現存する限りとなりますので、お探しの方、
お目に留まりましたらお見逃しなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
変り縞が織りだされたやや厚手の変わり織縮緬地を
黄橡色に染め上げ、藍鼠の濃淡で霞暈しが
染めあしらわれております。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 田村哲彦について 】
新潟県十日町の明治40年創業の老舗の絹織物
呉服製造会社・柏田屋の友禅作家
1941年(昭和16年)新潟生まれ。
染色専門学校を卒業後、加賀友禅の修行に入り
1974年に独立して工房を設立、草木染料を駆使した
友禅染めや斬新なデザインで、大変な人気と
輝くような受賞歴を持つ実力派の作家。
加賀友禅の基本色である、『加賀五彩』と呼ばれる
『藍、臙脂、黄土、草、古代紫』を基調とした色彩に、
『ボカシ』や『虫喰い』といった技法で写実性を
向上させ、草木染を絶妙に組み合わせた創作
草木加賀友禅を得意とする。
2019年柏田屋廃業に伴い作家活動を終える。
【 略歴 】
1941年 新潟県に生まれる。
1959年 染色専門学校卒業、加賀友禅の修行に入る。
1974年 独立工房設立、創作活動を開始する。
1984年 純正草木染料を駆使した加賀友禅染めを完成し、
「加賀草木友禅」として脚光を浴びる。
1989年 きもの総合求評審査会にて草木染で描く大作
「瑞穂」が最高賞「通商産業大臣賞」を受賞する。
1992年 オホーツクを描いた訪問着「凍湖」が最優秀賞
「通産大臣賞」を再受賞する。
1994年 全国専門店の個展、コーナー展開にて加賀草木染
作品集「草木染ものがたり」が好評。
1998年 創作活動25周年の記念代表作品三十選を染め、
初の作品集を出版する。
1998年 産地総合審査会にて留袖の新分野を拓く染分け
新留袖「花亀甲」が最高賞を受賞。
2000年 2000年を記念して大賀二千年蓮から抽出した
草木染料で「蓮染」を発表。作品は限定受注で好評。
【 十日町友禅について 】
新潟県十日町地方で制作されている友禅染。
京友禅や加賀友禅等の他産地に比べると比較的に
若い友禅で、現代的な発想で柔軟に制作されている。
織物工業協同組合の青年部を中心に、商品開発に
積極的に取り組み、昭和30年代に京都から
友禅染の技術を導入。
昭和40年代に十日町友禅として確立した。
京友禅は分業制を取るが、十日町友禅は一貫生産で
制作される。
秀美、吉澤織物(吉澤の友禅)、島善、
滝泰などの染元が有名。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆紋:縫い紋1つ『むくみ花菱』 糸色:共色
※パールトーン加工済のタグが縫い付けられております。
身丈(背より) | 152cm (適応身長157cm~147cm) (4尺0寸1分) |
---|---|
裄丈 | 64.5cm(1尺7寸0分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 47cm(1尺2寸4分) |
前巾 | 24cm(6寸3分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.5cm(1尺8寸6分) 袖巾35.5cm(9寸4分) 袖丈52cm(1尺3寸7分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 軽い格式のお茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる帯 袋帯、綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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