商品番号:1540616
【 仕入れ担当 中村より 】
伝統≪秋名バラ≫。
奄美に伝わる、豊かな古典創作のお柄を、
丁寧に織り上げた大変素晴しい日本の誇る手織り本場大島紬。
年々過度な減少傾向にある、良き大島紬。
奄美大島紬の生産反数は2022年には3,000反を切りました。
その中でもこの立体的な絣の素晴らしさ、こういったものは本当に極わずかなもの。
この出会いは希少でございます。
一元式の秋名バラ柄の大島紬のご紹介でございます。
夏の素晴しき特選のひと品でございます。
透け感もございますが、夏前の単衣にもお使いいただけます。
今回は僅かな訳ありでお値打ちにお届けさせていただきます。
今後のご紹介はお約束できません。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 色柄 】
夏の肌にもするりと心地よく感じられる軽やかな風合い…。
着るお方に、着姿の印象に、実に爽やかで品を感じさせる、夏大島紬ならではのたっぷりとした涼感を感じることができます。
深い黒色地に、
すっきりと冴える白色の一元式絣を用いて、
秋名バラのお柄が一面に織りあらわされました。
ここまでの浮き出るかのような意匠は織り手さんも限られているそうです。
もとは郷愁を誘う明治のお柄でありながら、
それはかえって新鮮に、かつモダンな面持ちを感じさせて…
良きものはいつの世も変わらないということを、改めて実感させてくれます。
織りのひとつひとつ、それはまるで点描の世界のようにミリの絣を合わせて表現されます。
織り工さんがその絣を一日のうち十数時間見つめ織り上げることで、全くずれのないここまでの手織物ができあがります。
着るほどにそのお色を味わい深く変化させて。
シンプルにもこだわりと味わいがあり、着る人の趣味性・センスを感じさせるデザイン。もちろん流行なども問わず、いつの時代も古さを感じさせない、夏のこだわりある装いにもきっとご満足いただけるお品と思います。
【 商品の状態 】
糸切れのため検査が不合格になったお品でございます。
巻き終わり部分にそれらしき部分がございましたが、ご着用には大きく問題ない程度かと存じます。
お手元で現品をご確認くださいませ。
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
絹100%
長さ12.5m 内巾38cm(裄最長約72cm)
本場奄美大島紬協同組合の証紙(検査不合格)がついております。
◆最適な着用時期5月下旬~9月上旬の夏単衣・夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる帯 お洒落袋帯、九寸名古屋帯、八寸名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
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