商品番号:1540370
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
時を超えた風雅を感じさせるような一枚。
可憐な色彩使いの橘に思わず笑みがこぼれてしまう見ているだけでも愛らしさのあるお着物。
美しい佇まいに伝統文化が息づく一枚。
京の名匠『白木染匠』から小紋着尺をご紹介致します。
お目に留まりましたらどうぞご覧くださいませ。
【 お色柄 】
所作の度、煌めく唐草の地模様を浮かべた光沢が波打つ美しい絹地。
その地を優しく上品な紫水晶色に染め上げて、飛び柄には金彩に縁取られぽってりとした愛らしい橘の花模様が込められました。
そんな橘は不老長寿を願う植物とされていて、昔から神様の依り代(よりしろ)としても考えられてきました。
細やかな構図の中に、一つ一つ鮮やかに豊かな彩りを加え、一部には金彩も施し仕上げた、和のドレスとも呼べる秀作です。
飛び柄小紋になりますので、帯次第でカジュアルからセミフォーマルまで、幅広くお召しいただけるお着物になります。
正統派古典のデザインをこれほどまにで現代感覚に昇華した一枚…
親子代々、末永く、正統派の手仕事の友禅美を是非ご堪能くださいませ。
【 白木染匠について 】
京友禅の染匠
1960年(昭和35年)4月創業
京都工芸染匠協同組合所属
江戸時代の小袖・「御所解」、「茶屋辻」、
「吉祥文様」の研究追求をライフワークとし、
先人達の衣裳を「心の師」として、「不易流行」を
座右の銘に流行にとらわれる事なく創作古典の作品を
製作し続けている。
【 沿革 】
初代・白木周一が、四大染匠の一つでる
老舗・沢渡源兵衛商店に、1927年より奉行に上がり、
1940年独立、暖簾分けを許された。
その後、七七禁礼や太平洋戦争により休業。
1951年染匠業を再開。
初代死去に伴い、妻の正子が継承し、1960年4月に
有限会社白木商店を設立。
以後、白木周生と白木成司が共同経営し1977年1月に
株式会社白木染匠となる。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
長さ約12.6m 内巾約36.5cm(最長裄丈約69cmまで 最長袖巾肩巾34.5cmまで)
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お茶会、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
湯のし1,650円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 単 ]
湯のし1,650円+衿裏2,200円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)
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