商品番号:1540134
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
揺らめく螺鈿の世界…
自然が生み出す、神秘の煌めき。
織り上げたのは、西陣の名門「まいづる」織物。
まいづるさんの袋帯は、美しいキモノなど雑誌にも良く取り上げられ、
そのほとんどが専門店やデパートなどで販売されております。
中でも螺鈿引箔のハイクラス品、
ここまで状態の良いお品は滅多とございません。
どうぞお見逃しないようご覧下さいませ。
【 お色柄 】
螺鈿―
オパールのような輝きを放つ、神秘的な色彩を宿した素材。
自然の宝石とも呼ばれる螺鈿は、
ヤコウガイ(夜光貝)、 シロチョウガイ(白蝶貝)、
クロチョウガイ(黒蝶貝)、 カワシンジュガイ(青貝)、アワビ、アコヤガイなどの
貝殻の内側、虹色光沢を持った真珠層の部分を切り出したものを素材に用いております。
螺鈿箔のハイクラスはもはや別格…
和紙に意匠を描き、わずか1mmの幅に裁断しまた織り上げる…
とんでもないお手間がかかっておりますお品でございます。
滑らかな艶めきを放つ白銀の引箔地。
そこにあしらわれた気品あふれる蔦の意匠美。
シックでありながら、エレガンスムードたっぷりと…
そっと施された螺鈿箔が美しい光沢と奥深い表情で帯全体を華麗に印象づけます。
個性がありつつも、決して忘れることのない品格。
確かな織の技があればこそのものと、お手にとっていただければご納得いただけることと存じます。
【 商品の状態 】
未着用の新古品として仕入れてまいりました。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 西陣まいづるについて 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.29
1907年(明治40年)創業
江戸時代に「松屋」の屋号で禁裏御所
(京都御所)の出入りを許された商家。
江戸時代中期に松屋儀兵衛が近江の国
(現在の滋賀県)より京都に出て、
呉服商を営みはじめたのが始まり。
江戸時代後期には高島屋や大丸と共に
京都の名店としての地位を確立した。
後、松屋七代目・舞鶴正七が西陣の地で
織元として新たに創業。
美しく魅力的な織物を作り続ける事、
世間から必要とされる織物を作り続ける事、
時代の変化に対応した織物を続けていく事を
モットーにものづくりをしている機屋。
主なブランドラインにゴブラン紹巴、
三眠蚕、耀虹螺鈿、琴糸織などの
シリーズがある。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.45m
西陣織工業組合証紙No.29 西陣まいづる謹製
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
※ガード加工済み、帯芯無し
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴、パーティー、式典、お付き添い、格あるお茶会、観劇など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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