商品番号:1539417
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
京友禅の人間国宝第一認定・上野為二氏の技と美を受け継いで…
高級呉服店でしかなかなかお目にかかれない、大変稀な逸品をご紹介いたします。
伝統ある上野家の友禅。
初代 上野清江氏に始まり、二代目上野為二氏(人間国宝)、
為二氏の次男上野清二氏、そしてその妻へと受け継がれた
【清染居 上野街子】氏による、特選本手描京友禅訪問着でございます。
特にハイクラス品を仕入れることができました。
どうぞご覧くださいませ!
【色・柄】
淡藤色や白、青紫色など暈し染め上げた紬地。
意匠には流水に辻が花模様が描き出されております。
優しさの中にもその彩の冴えは凛としたムードをかもし醸し出し、
秋の風情を感じさせます。
はんなりと、京の伝統美光るその着姿を。
流行すたりのない、母娘代々にわたり愛される
上野街子氏の世界を是非ともご堪能頂きたく思います。
【 清染居について 】
伝承の技と美を代々に渡り伝承された【清染居】。
「花は野にあるように…」清染居の希いとして語られております。
無理に華美にせず、本来の良さを引き立てる生花を。
千利休の思いによって、上野街子氏のお着物は製作されております。
明治4年から昭和の18年。
初代・上野清江氏が、上野家の友禅工房として始まる基礎を築きました。
また、絵画、俳句、陶芸などに精通した風流人で、
そこで培われた芸術センスはきものにおける図案下絵に開花し、
現在の上野家の繊細な友禅美の基礎を築くとともに、
京友禅界に大きな影響を与えることになりました。
二代目 上野為二の明治34年から昭和35年。
父・清江氏に師事し、その芸術性をさらに発展させ、
徹底的に古典意匠や染色技法の研究に尽くしました。
そして、「京加賀」といわれる加賀友禅の繊細さを京友禅に摂取した独自の作風を確立し、
残された作品及びその技術は「日本染織界の至宝」として次代に伝承されています。
昭和30年制定・第一号人間国宝に指定されております。
その後、為二の次男 上野 清二氏は昭和44年、
京都紫野に上野染織デザイン研究室を設立し、
「全工程に自ら携わった作品づくり」という念願の工房を構えます。
昭和58年に急逝した清二氏の後を継いだのが、妻の街子氏です。
作家名を落款にせず、敢えて「清染居」としたのは、
人の短い一生にとらわれず、伝えていくことのできる名前を、
作品のひとつひとつに刻んでおきたいという想いからとのこと。
繊細・優雅な作調を忠実に受け継ぎつつ、女性ならではの感性と、
着る側の感覚を大切にしたきものづくりを心がけておられます。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
絹100%
たちきり身丈182cm(背より身丈167cmまで) 内巾36.5cm(裄丈69cm)
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン カジュアルパーティー、お付き添い、お食事など。
◆あわせる帯 袋帯
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解湯のし4,180円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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