【GWセール】【恵大島紬織物　恵積五郎】本場大島紬 有色総絣 ≪御仕立て上がり・中古美品≫「庭の水面」圧倒的芸術性…、絵画のような趣。　身丈155　裄丈62.5

【　仕入れ担当　岡田より　】
恵大島紬織物【　恵積五郎　】の有色総絣紬着物のご紹介です。

カジュアルな装いでありながらも、
圧倒的な存在感と芸術的な美しさを持ち合わせたお品。

ひと目で分かる色使いと意匠力…
その製織技術の高さと独特の意匠構成は
まさに恵積五郎らしい印象の作品でございます。


【　お色柄　】
大島ならではの絹鳴りする紬地をベースに、
柔らかな水面に映る木々、季節の移り変わりを感じさせる葉の彩り、
奥行きを持たせた遠景が見事に織りなされ、まるで絵画のような趣を持つ逸品。
風景の質感や陰影までも感じ取れるような仕上がりは、まさに工芸品の域と言えましょう。


【　商品の状態　】
洗いに出されたと思われるしつけ糸が付属しており、
中古品としては概ね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。


【　恵大島紬織物について　】
恵積五郎が興した大島の織元。
1969年に積五郎の息子・恵美知雄が
恵大島紬織物の2代目社長に就任。
恵美知雄が確立した「白恵泥」（白土を使い、
泥染めでありながら白い地色を作り出す技法）
で特許を取得している。
恵大島紬織物の紬は通称「恵大島」とも呼ばれる。
後継者不足により閉業した。


【　恵積五郎について　】
本場大島紬の染織作家。
恵大島紬織物株式会社を創設した。
藤絹織物の都喜ヱ門とともに昭和の大島紬を牽引し、
特に絣の技術に秀でていたことから「絣の魔術師」
とも呼ばれる。

恵家は島津家に仕えた武士の家柄で家名を萩原といい、
恵積五郎の父・太助が恵家に養子に出されたことで
家名が「恵」に変わった。
恵太助の息子として生まれた積五郎は
父の再婚にともなって家を出で大島紬の職人となる。
戦後、恵大島紬織物を創設。
絣の技術に秀でていた積五郎は「絣の魔術師」と呼ばれ、
他の追随を許さぬ高度な技術を用い絵画として評価しても
おかしくない図案を織物で表現、高い評価を受けた。
その作品は昭和天皇にも献上された。
1988年死去

バイヤー
岡田 和也

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