商品番号:1536532
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
心揺さぶる「ジャパン・ブルー」をお召しになる喜び…
日本の三大紬、大島・結城・牛首。
そのなかでも、双子の蚕(玉繭)から取れる希少な糸だけを使っているため
年間生産量が一番少ないと言われる牛首紬。
今後も、後継者不足などのために、ますます価格が高騰すると言われており
今回ご紹介するお品は『白山工房』より牛首紬に藍染めを施した染め着尺のご紹介です!
牛首紬らしい節糸の風合いと、深みのある魅力的なお色柄に惹かれ入荷致しました!
日本の色といえば『藍』…
万葉の昔から日々の暮らしの中に息づいてきた藍染は、人々にとって欠かせない衣服の染地でした。
大自然から生まれた藍染は殺菌効果や防虫効果に優れ、漢方薬としても重用されたと言われています。
時を刻むごとに更なる輝きを増すその青々とした美しさは、生命ある藍だからこそでしょう。
化学染料には無い、冴えざえとした色の感動を伝えてくれます。
正当な日本文化を受け継いだ藍染だけが「正藍染・本藍染」と呼ばれます。
天然灰汁発酵建で化学染料を一切使わない、人と環境に優しく寄り添う染料…
贅沢にもそれをたっぷりと用いて、後染めの多い牛首紬の中で珍しく先染めを施されたのが、本作でございます。
難等はございませんが仕入先問屋さんの長期在庫品の為B反として仕入れて参りました
どうぞお見逃しのなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
牛首独持の光沢感にやさしい絹すれの音がする軽くてしなやかな地…
やさしい藍の地色に、味わい深い間道の意匠を配して…
研ぎ澄まされた空間に、意匠へのこだわりが感じられる仕上がりです。
他の牛首紬にはない、あふれるような詩情。
日本の藍は歳月を経て、
藍より青い美しい色となる―
出藍の誉れの言葉のごとく、元の藍より青くなる本物の藍。
さりげない装いに、日本の美の源流ともいえる『藍』を、きっと強く、深く、感じ取っていただけるかと存じます。
牛首紬の魅力は、紬でありながらやわらかもののような、そのしなやかさ。
素材感あるおしゃれ帯でも、またやわらかな染め帯でも…と、
本当に様々な帯合わせでお楽しみいただけるものと思います。
華美に走らない、大人の装い。
上質で心に残る一枚を選んでいただきたく思います。
作品数の少ない牛首紬の中でこれだけの染はなかなか無いお品だと存じます。
しっとりと落ち着いた、大人の女性らしい佇まいをお楽しみ下さい!
【 白山工房について 】
石川県牛首紬生産振興協同組合所属
石川県白山市にある国指定伝統的工芸品
牛首紬の織元。
白山工房の牛首紬地は「角印」がつけられている。
工房では糸づくりから機織りまでの作業工程の
見学や機織り体験も可能である。
【 牛首紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1988年6月9日指定)
石川県指定無形文化財(先染紬)
石川県の白山市で作られている織物。
2匹の蚕(かいこ)が作った玉繭(たままゆ)から
糸を紡ぎ出し、糸づくりから製織までの
ほとんどの作業が手作業で一貫生産される。
また、釘に引っかけても釘の方が抜けてしまうというという
柔らかな風合いに備わる驚異の強度を誇り、別名
「釘抜紬(くぎぬきつむぎ)」とも呼ばれる。
絹100%
長さ約12.3m 内巾37cm(最長裄丈約70cmまで 最長袖巾肩巾35cmまで)
◆最適な着用時期 単衣・盛夏(5月下旬~10月上旬)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、芸術鑑賞、お食事、お出かけ、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 袷 ]
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
[ 単 ]
地入れ3,300円+衿裏2,200円+お仕立代28,600円(全て税込)で承ります。
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
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