商品番号:1535309
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
黄八丈、といえば思い浮かぶその名。
山下家の【 黄八丈めゆ工房 】。
黄八丈といえば、の大家。
故:山下八百子の綾織の逸品のご紹介です。
八百子氏の得意とされた綾織地の黄八丈らしい
お色使いの作品で、流行り廃りなく、ご年齢を問わず
カジュアルシーンに重宝して頂ける事でしょう。
【 お色柄 】
八丈ならではのしなやかで強靭な紬地に
ややくすんだ黄色、鳶茶、煤竹、オフホワイトの
変わり縞と綾織の細やかな市松地紋が重ねて
織り描き出されております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりましたが、
洗われて保存されていたのでしょう、
仕付け糸もついたままの美品でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 山下八百子について 】
本場黄八丈の染織作家
東京都指定無形文化財工芸技術保持者
山下家・染元6代目
東京・八丈島で代々本場黄八丈を作り続けてきた
山下家に生を受け、母で同じく本場黄八丈作家の
山下め由(やましためゆ)から本場黄八丈の
伝統技術を学んだ。
山下家のなかでも八百子は特に織りに
こだわりをもって作品を制作していた。
【 経歴 】
1920年 東京都八丈島生まれ
1931年 祖父である山下与惣右衛門から「黄八丈」の
指導を受け、その後母・山下めゆから学ぶ。
1938年 中之郷青年学級を卒業
1955年 日本民藝展に毎年入選
1982年 天皇陛下八丈島山下宅訪問
日本染織展入選
1984年 日本民藝展賞受賞
1986年 東京都無形文化財技術保持者に認定される
2002年 東京都名誉都民に選ばれる
2009年 死去
【 黄八丈について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1977年10月14日指定)
八丈島に伝わる草木染めの絹織物
その歴史は古く800年以前から納税品として納められ、
八丈島の名は「八丈織」から取られたとも言われる。
現在では後継者が少なく、黄八丈技術保存会が発足され
その技術者の保護にあたっている。
代表格である黄色の黄八丈の他に、黒を主にした
「黒八丈」、樺色を主とした「鳶八丈(とびはちじょう)」
がある。「ふしづけ」や「あくつけ」、「泥つけ」と
呼ばれる染めが特徴的で、糸染めに使う色は八丈刈安
(学名:コブナグサ)の黄、マダミ(学名:タブの木)の樺、
椎の木と泥染めを用いた黒の三色が主だった色で、八丈島の
厳しい自然の中で得られる染料が三色に限られた事に由来する。
製織には地機(じばた)が使われたが、現在はほぼ
高機(たかはた)による製織である。
伝統的な技術・技法
・先染めの平織り又は綾織りとする。
・よこ糸の打ち込みには、手投げ杼(てなげひ)を用いる。
・染色は、手作業による浸染とする。
※この場合において、染料は、コブナグサ、タブノキ又は
シイを原料とする植物性染料とし、媒染剤は木炭又は泥土とする。
他の地方で織られた類似品に米沢八丈、秋田八丈がある。
孤島で織られる着物好きの終着点。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:山吹色・無地
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 お洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの名古屋帯、半巾帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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