商品番号:1534693
(税込)
【 仕入れ担当 更屋より 】
生前の初代久保田一竹氏とともに創作に携わり、
技術、感性そして精神を受け継ぐ『一竹工房』より金通し地の紋意匠色無地と最高級ブランド『長嶋成織物』が本加賀友禅界の巨匠『初代・由水十久』氏の代表的な童児の作品集を、伝統の織り技法にて繊細細緻に表現した瀞銀錦袋帯を合わせてご紹介いたします。
まさに和のドレス…
エレガントな印象の色無地を品良く華やかに飾る帯…
芸術性を感じるコーディネートでございます。
お目に留まられましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
≪着物≫
艷やかに輝く金通しの紋意匠地。
お色は濃色でまとめ上げました。
大人女性ならではの上品な社交着姿を
演出してくれることでしょう。
≪帯≫
「童子一体、何百万」
こう言われる、その所以。
優雅な風格ある童子は本当にお顔立ちが良く、気品に満ちあふれて。
心の底までをも奥深く見透かすような、時空を超越した気高さ。
「子供」という存在は、その完成度より、実に高く評価されている絵柄です。
童子を描くきものは少なからずございますが、
その中でも由水氏の童子は、とりわけ特別なものと言えましょう。
高雅な艶めきを放つ銀の箔地。
実に細緻に、麗しい風情をかもし出します。
織り描かれたのは、花と戯れる童たちの意匠。
そのお着物の文様ひとつひとつ、そのお色までもが細やかにあらわされ、
お顔立ちの繊細なラインはもう…織りの範疇を超えております。
磨きぬかれた感性、卓越された技術、まさに正統派。
ため息の出る出来栄えです。
西陣匠ならではの完成度の高い世界と呼べましょう。
黒留袖、色留袖、訪問着、色無地などに…
どちらに出られても恥ずかしくない、すばらしい帯姿をお楽しみください。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 瀞銀錦について 】
瀞銀(とろぎん)とは、漆芸に代表される蒔絵の技法のひとつ。
地漆に微細な銀粉を密に巻き漆をかけて塗り込めた後、これを研ぎだします。
漆独自のうるおいの中に見え隠れする銀粉の幽玄な煌きは、押し箔の絢爛とは異なった深い味わいを演出いたします。
この瀞銀の表情を、本銀箔を用い織物に再現したのが、瀞銀錦でございます。
【 長嶋成織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.114
1948年(昭和23年)創業
「ながしま帯」のブランドを有する京都・西陣屈指の
高級帯を製織する織元。
戦前より袱紗制作を生業としていたが、
1948年に長嶋成介が帯地製造を開始。
1975年に看板品とも言える、蒔絵技法の瀞金を
モチーフにした瀞金錦を開発。
瀞金箔、瀞本金箔、瀞銀、瀞銀錦、泥銀などの
商標登録および、織物の織幅調整方法の
特許を得ている。
精緻な織柄や繊細な色合いを出すため、
工房には2万5千色以上もの糸を保有しており、
イメージに合う糸がなければ新しい糸を追加する
徹底したものづくりの姿勢をつらぬいている。
【 沿革 】
1948年 創業 長嶋成介により帯地製造
1965年 帯地に於ける900ジャガード導入の先駆をなす
1966年 若松華瑶を旗頭とする願原荘の文様を手がける
1967年 重厚華麗な能衣、桃山調の製織に力を注ぐ
1975年 漆芸における蒔絵の技法より「瀞金」(どろきん)を開発
1976年 引箔に「瀞金箔」をもちいる
1984年 「瀞金箔」「瀞本金箔」が商標登録される
1985年 「瀞金」「泥金」が商標登録される
1986年 「瀞金錦」「瀞銀箔」「瀞本銀箔」が商標登録される
1987年 「瀞銀」「瀞銀錦」「泥銀」「天目箔」が商標登録される
1988年 「本金錦」が商標登録される
1989年 織物の織幅調整方法及びその装置と扇骨状筬で特許取得
1990年 「日本の名品」シリーズに着手
1994年 「ながしま帯」「長嶋成織物」が商標登録される
1995年 多丁杼力織機による縫取紋様における
色糸使用量の測定方法で特許取得
1996年 きもの事業部を発足し「瀞金友禅」「ながしま友禅」を開発
1997年 「翔鳳錦」が商標登録される
【 二代 久保田一竹について 】
本名:久保田悟嗣(さとし)
現一竹工房代表
生前の初代・久保田一竹とともに創作に携わり、
技術、感性そしてその精神を受け継ぎ
作品作りをしている。
【 経歴 】
1955年(昭和30年) 10月7日生まれ
1980年(昭和55年) 上智大学経済学部卒業
1982年(昭和57年) 米国ボストン大学大学院(SPC)修士卒業
1983年(昭和58年) 帰国後、(株)一竹辻が花設立
代表取締役社長に就任
1994年(平成6年) 10月久保田一竹美術館(河口湖)開館
2001年(平成13年) 一竹工房・代表取締役社長に就任
2003年(平成15年) 久保田一竹美術館・館長に就任
2006年(平成18年) 二代・一竹を継承
【着物】
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.4m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
※関西仕立て、帯芯無し
身丈(背より) | 154.5cm (適応身長159.5cm~149.5cm) (4尺0寸8分) |
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裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32cm(0尺8寸4分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 26cm(6寸9分) |
後巾 | 30cm(7寸9分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈72cm(1尺9寸0分) 袖巾36.5cm(9寸6分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、お食事会、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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