商品番号:1533200
【 仕入れ担当 岡田より 】
かの琉球紅型の名匠・城間栄順氏のご子息で、
城間びんがた工房16代目、日本工芸会正会員の
【 城間栄市 】氏による琉球紅型、その中でも
藍の彩り美しい藍型の九寸名古屋帯のご紹介です。
『海』をテーマにした作品でサンゴのまわりを泳ぐ
熱帯魚を表現した作品でございます。
ひとつひとつの丁寧な手作業と、刺繍や金箔などを使わずに、
顔料の発色の鮮やかさと型のデザイン性だけで勝負した紅型。
古典を受け継ぎながら、変化する時代と共に
現代ナイズされたハイセンスな仕上がりとなっております。
琉球紅型ファンの方、お見逃しなきようご検討くださいませ。
【 お色柄 】
程よくハリとシャリ感のある薄手の玉糸紬地を
深い濃藍色に染め上げ、藍型ならではの青の濃淡の
彩りで、珊瑚の周りを楽しげに泳ぐ熱帯魚があしらわれております。
【 城間栄市について 】
紅型三宗家城間家16代
日本工芸会正会員
祖父は戦後の紅型復興と現代紅型の礎を築いた
紅型師・城間栄喜、父は日本工芸会正会員で
紅型三宗家城間家15代の城間栄順。
父・栄順から紅型の技術を学び、一度は途絶えた
幻の技法「紅入藍型(びんいりあいがた)」を
甦らせるなど精力的に活動。
平成27年の第62回日本伝統工芸展では
日本工芸会新人賞を受賞。
伝統的な柄に学びながらも、沖縄の海や様々な色の海藻、
その中に漂う貝といった生き物など見たもの、感じたものを
そのままデザインに取り入れ現代の風景を描いた新しい
紅型の可能性を追求している
特に浜辺に関連するデザインの作品が多い
【 経歴 】
1977年 那覇市生まれ
父である紅型三宗家城間家15代城間栄順に師事
2000年 第52回沖展 初入選
2003年 第55回沖展 奨励賞
インドネシアでバティックを学ぶ(~2005年)
2008年 第60回沖展「ゴマアイゴ紋様」奨励賞
2010年 第62回沖展「上昇波(ジョウショウハ)」奨励賞
2011年 第63回沖展「イナズマ ガンガゼ」沖展賞、準会員推挙
2012年 第64回沖展「すくゆい」準会員賞
第47回西部伝統工芸展 福岡市長賞
2013年 第65回沖展「紅型着物『雲を読む』」準会員賞、会員推挙
2014年 第49回西部伝統工芸展 奨励賞
城間びんがた工房16代継承
2015年 第62回日本伝統工芸展日本工芸会 新人賞
城間びんがた三代継承展(沖縄県立博物館・美術館)
2016年 第50回沖縄タイムス芸術選賞 奨励賞
2021年 第55回西部伝統工芸展 沖縄タイムス社賞
2022年 MOA美術館 第22回岡田茂吉賞大賞第
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100%・金属糸風繊維除く 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:六通柄 ※手先柄(果紋:はてもん)なし
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 6月~9月上旬の単衣・夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、ランチ、お出掛け、ご旅行など
◆あわせる着物 小紋、御召、紬、上布
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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