商品番号:1533099
(税込)
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【 仕入れ担当 岡田より 】
100山亀甲、諸絣による大変手間のかかった
特選本場結城紬のご紹介です。
証紙類は付属しておりませんが、地風と
組織より地機のお品かと存じ上げます。
穏やかな地色に、流行り廃りなき一面の
草花柄が味わい深い仕上がりのお品で、秋冬シーズンの
カジュアルスタイルに重宝していただけることでしょう。
【 お色柄 】
ふうわりと軽い地風のサンドベージュ地をベースに、
100山相当の亀甲絣と諸絣、横双絣による麻の葉や
花唐草、蜀江、笹蔓などを込めた裂取が一面に
織描きだされております。
特に…注目すべきは諸絣。
言葉としては織物通の間で侭耳にすることもあるかと思います。
読んで字のごとく、すべてに絣が入っている状態。
絣の織物は通常、絣糸と絣糸との間に無地の糸を入れ、
織り上げられるものですが、諸絣とはこの無地の糸部分にも
絣糸もしくは先染めの糸を入れて織り上げる技法。
単一の亀甲絣、経緯絣はお見かけいたしますが、
諸絣で織り上げられたものは更に難易度が高いため、
現在新たな織り上げは難しいお品でございます。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたので
着用シワやたたみジワがございますが、着用時に
気になるような汚れなどはございません。
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 本場結城紬について 】
1953年(昭和28年)平織と縮織が茨城県無形文化財に指定
1956年(昭和31年)国の重要無形文化財として総合指定
2010年 ユネスコ無形文化遺産への登録認定
国が重要無形文化財として総合指定した技術は、
以下の3つの工程が指定の要件である。
糸つむぎ:使用する糸は全て真綿より
手つむぎしたものとし強撚糸を使用しないこと
絣くびり:絣模様を付ける場合は手くびりによること
織り:地機(じばた)で織ること
の三つ
以上の3要件のすべてを満たさない場合は重要無形文化財とは
みなされないが、「本場結城紬」であることには相違ない。
(「本場結城紬」は元々は高機で織られたものにも適用される
商標である)。
表裏:絹100% 縫製:手縫い
◆八掛の色:藤鼠・無地
※衿ホックなし(引き紐タイプ)
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
身丈(背より) | 163.5cm (適応身長168.5cm~158.5cm) (4尺3寸2分) |
---|---|
裄丈 | 67.5cm(1尺7寸8分) |
袖巾 | 34cm(0尺9寸0分) |
袖丈 | 52.5cm(1尺3寸9分) |
前巾 | 26.5cm(7寸0分) |
後巾 | 31.2cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向けのデザインの綴れの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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