商品番号:1531619
(税込)
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【 仕入れ担当 更屋より 】
雪深い米沢地方の春の野山にほころぶ「ぜんまい」
若芽はくるりと渦状に丸まり、綿毛で覆われております。
このわずかな「綿」を一本一本取って真綿に混ぜ、紡ぎ織りあげる…
今作は、米沢の名門『斉英織物』よりぜんまいの綿毛を織り込んだ
自然の風合い豊かな米沢ぜんまい紬のご紹介です!
量産は不可能なひと品…
お仕立て上がりならではのお値打ち価格ですので
どうぞお見逃し無く!
【 お色柄 】
ほっこりとした温かみのある風合い…
節感が素材本来の優しさを一層表情に現しております。
鮮やかな色糸を多彩に用いて奥行きを感じる縦縞を
見事に現したシンプルながらも美しい意匠。
自然の豊かさをぎゅっと凝縮したコシとシボ感の感じられる良き風合い。
米沢の地の人々の営みを体現した織物でございます。
ぜんまいは、綿自体が害虫から身を守る役目をしてくれます。
ぜんまいを用いたおきものがありますと、
他のおきものにも虫がつかないことより、古くから大切にされてきました。
また、防水性にすぐれ軽く、しわになりくいため重宝いただけるお品と存じます。
お目に留まりましたら、どうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【ぜんまい紬について】
雪解けを待って芽吹くぜんまい。
若芽は綿衣にふうわりと覆われており、このぜんまい綿は
水をはじき、羊毛にも似たやわらかさ、他の素材とは異なる
独特の自然色を持っているため古くから織物の素材に
取り入れられて参りました。
雪国の春の生命を詰め込んだ、ぜんまいの綿帽子。
その綿衣を摘み取り、綿毛と真綿とともに
手紬ぎしたぜんまい糸を使用した織物がぜんまい紬でございます。
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:白茶色
身丈(背より) | 159cm (適応身長164cm~154cm) (4尺2寸0分) |
---|---|
裄丈 | 64cm(1尺6寸9分) |
袖巾 | 32.5cm(0尺8寸6分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 28.5cm(7寸5分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈68cm(1尺8寸0分) 袖巾34.5cm(9寸1分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お食事、お出かけ、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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