商品番号:1530665
(税込)
【 仕入れ担当 戸高より 】
織りにこだわり、色にこだわり、意匠にこだわる。
さすが老舗!どの他の織物にもない、この風合い。
ほっこりとした洗練された素材感。
フシ糸のハーモニーに落ち着いた優しさ感じる配色、淑やかな意匠美!
山形の米沢の地で織り上げられた
200年以上もの伝統ある老舗機屋、【 白根澤 】さんの作品です。
染めの都・京都の染匠があらわした
本格京友禅の大変雅やかな一条を合わせました。
特にお名前が出ることはありませんが、
その仕事ぶりは本品を確認なされば
良きものとご理解いただけるはず。
シックな印象でお茶の席に合わせていただく事も良いかと存じます。
茶人に好かれる雰囲気に映える白の色彩。
高級感あるコーディネートをお楽しみくださいませ。
【 お色柄 】
[お着物]
絹地にはシックな黒をベースに
鮮やかな赤や茶、黄のグラデーションを込めた糸を
タテ・ヨコともに織り混ぜて…
全体に彩りのグラデーションが感じられる面持ちに仕上げました。
そっと節糸の風合いが浮かぶ箇所もあり、
豊かな表情のおきものに仕上がりました。
[帯]
しなやかな風合いですのでお体にも沿いやすく
きっと重宝のお品になることかと存じます。
「爽颯」と名付けられた柔らかなちりめんの地。
炭酸のように泡立つ水玉の地紋が浮かび、
光により絹の美しさを感じさせる風合いでございます。
お太鼓に表現されましたのはステンドグラスの意匠。
大きく描かれましたその内に、
色彩を住み分けられた葉を表現致しました。
紫や橙、アイボリーのお色は光を映したように美しく。
独特の構図、色調が醸す老舗の創造性溢れた面持ちは、
まるで絵画を思わせるような品の良い仕上がりです。
まさに老舗京友禅の成せる美技…。
もちろん、すべて職人さんが全て手作業で仕上げたお品ですので、
染め色はしっかりと裏まで通っています。
※生地端に夏単衣とございますが、
透け感が強いわけではない為、
単衣の季節をメインにお楽しみくださいませ。
【 白根澤について 】
米沢織の織元
1770年(明和6年)創業
1881年(明治14年)明治天皇が実演御覧。
その後も宮内省からの御買上や、皇后様御用などの
栄誉にあずかり、昭和、平成の時代には全日本新人染織展や
日本伝統工芸染織展の入選他受賞多数。
老舗の織元が保存する明治時代に織られた生地を細かく分解、
複雑な組織に加え、絹本来の艶を生かすため無撚糸を使用し
復元した「絲織」や、 経糸、緯糸を絡めることによって
隙間を作り透かしを表現する、もじり織が特徴の「涼風」
など、その高い製織技術を生かした作品を創作している。
当代は十一代目で白根澤義孝。
【 受賞歴など 】
宝歴年間 上杉鷹山公、米沢織産業復興と共に織物業を手がける
明治年間 明治天皇白織実演御覧
農商務大臣大隈重信より一等褒賞受賞
宮内省御買上2回、皇后職御用1回
昭和年間 通商産業大臣三木武夫より表彰状受賞
内閣総理大臣大平昌芳より褒賞受賞
第11回、第12回新人染織展覧会
第25回日本伝統工芸染織展
平成年間 第14回、第15回全日本新人染織展
第37回日本伝統工芸展などにおいて入選多数
上杉鷹山生誕250年祭鷹山フェスティバルグランプリ受賞
米沢織物新作求評会経済産業大臣賞受賞
米沢織きものグランプリinKyoto グランプリ賞受賞
令和 宮城県芸術協会 杜のみやこ工芸展 山形県知事賞受賞
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
[お着物]
綿100%
長さ38m 内巾12.4cm
[帯]
絹100% 長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:お太鼓柄
おすすめの帯芯:突起毛綿芯
◆最適な着用時期 9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いませ
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、食事会、軽めのパーティー、
お付き添い、女子会、趣味のお集まり、街着など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
地入れ3,300円+※胴裏8,250円~+八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
この商品を見た人はこんな商品も見ています