商品番号:1529638
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
古今東西くまなくデザインの研究をしつくし、織り上げられた一品。
正倉院、名物裂、有職文様といった日本で独自の発展をみせた文様の数々…
ヨーロッパからシルクロード、アジアや南米から渡来したものにも
造詣が深くないと後世に残るデザインを作りだせません。
今回ご紹介するお品は、まさに伝統的な名物裂図案のお品。
一般流通の少ない、龍村晋謹製の特選品をご紹介致します。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願い申し上げます。
【色・柄】
手触り滑らかにしっとりとした狐色をベースに、
深緑、群青、白茶などの豊かなお色味使いにて一面に苺錦の意匠を織り上げました。
名物裂の一つである苺錦の意匠はお茶席などのお席にも。
正統派の意匠をシックに仕上げたお品。
上質な付下げ、色無地と合わせてぜひともお茶席に格式と品格のある着姿をお楽しみいただけますと幸いでございます。
その確かな技術と洗練された意匠の趣をお楽しみ下さいませ。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 龍村晋について 】
龍村織物主宰
正倉院の古代錦を始め名物裂の復元と
多くの美術織物を創作した龍村平蔵の三男。
平蔵の著作権を受け継ぎその研究と復元制作を継承。
古代のロマンに魅せられ、日本はもとよりシルクロード、
西欧と広く題材を求めてその文様を錦に表現し、
比類ない「伝匠名錦」を保倉一郎と協力して
31年間に310柄の紋図デザインを完成した。
【 経歴 】
1908年 龍村平蔵の三男として大阪に生まれる
1933年 東京帝国大学経済学部卒用
日清紡入社
1940年 次兄の入隊に伴い、日清紡退社
龍村織物美術研究所に次長として入社
1941年 前年に施行された七・七禁令を受け、平蔵の命のもと
「織物維持保存」をまとめる
1950年 独立
1981年 傳匠名錦帯百柄達成を記念して「第一回傳匠名錦展」を
港区縞のクレセントハウスに於いて開催
1989年 NHK教育テレビ『古代ロマンに魅せられて』に出演
1995年 日本橋プラザに於いて米寿記念展開催
1997年 傳匠名錦帯三百柄達成
同年12月 永眠(三百十柄目を作成中)・享年89歳
絹100%
長さ約4.4m
耳の縫製:袋縫い
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、お付き添い、お茶席、お稽古、芸術鑑賞、観劇、お食事、お出掛けなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています