商品番号:1529122
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
真摯な物作りへの姿勢、
約110年もの間に時代の風を読み、デザインの流行を貪欲に取り入れる。
一方、これまで培ってきた匠の織りの技も大切にするブランド、
ご存知、渡文より…
中々お目にかかれない良柄の袋帯のご紹介です。
お目に留まりましたらお見逃しのないようお願いいたします。
【色・柄】
特殊な織技法による櫛掻き織
(つげ櫛で横糸を一本一本丹念に、よろけの動きを出しながら織る技法)により、
平織りでありながら生地にボリューム感をだし、
深みある色と質感で織り成されたしなやかな1点。
かすかに箔糸も入った白茶色の帯地。
お柄に込めたのは揺らぎのある地層文様。
深みのある焦茶色や緑、赤の濃淡を地層のように重なりながら加え
艷やかな金糸も用いて織りの表情豊かに仕上げられました。
もう一方の面には、淡く赤や緑、青の彩りを込めた
横段模様を織り成しました。
色使いも創作性溢れるひと品。
スタイリッシュな装飾模様が、なんともいえない洒落味を醸し出し、
飽きのこないハイセンスな仕上がりとなっています。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
絹100% (金属糸風繊維除く)
長さ約4.3m
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 9月~翌年6月の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、お稽古、お出かけなど
◆あわせる着物 洒落訪問着、小紋、織のお着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています