商品番号:1528755
(税込)
【仕入れ担当 吉岡より】
西陣の名門「となみ織物」による穏やかな趣味性香る袋帯のご紹介です。
黒をベースにしたお色使いで古典的な柄を織り上げた一条。
上品に、それでいてどこかお洒落な印象を醸し出す作品です。
カジュアル訪問着や付下げ、色無地などと合わせて
観劇やコンサート、お食事会などの装いに
一片の個性を添える袋帯として、ぜひご活用下さいませ。
【色・柄】
しなやかに織りなされた帯地は黒色。
キュッとキメ細やかな織の風合いに
全体に白茶色の糸を斑模様風に織り交ぜ、
締め心地の良い袋帯です。
お柄には地色に馴染みの良い落ち着いた彩りを加えて
「雪輪取格子」が織り成されました。
箔糸を用いずに、穏やかな彩りの変化のみで表現した
さりげない趣味性が香る素敵な仕上がりです。
構図・色彩・お柄。
随所に感じられる高いデザイン性。
どこの機屋さんにでもできる物ではございません。
和のお柄を組み合わせつつ、洗練された表情の袋帯です。
また、今作は本袋で織り上げられています。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【本袋について】
ご存知の通り、高級品にのみ許されるのが、「本袋」。
表地と裏地を同時に、輪のように織り上げる帯のことでございます。
基本的に、表の地組織と裏の地組織は同じ様にいたします。
なぜなら、表裏の織巾が合わなければ帯にならず、
縫い袋のように、表裏別々に織った後で縫い合わせるわけにはいかないからです。
表裏同時に、輪のように織り上げる本袋帯。
織り場では、織りあげつつあるお柄を見ることができません。
したがって織人の熟練が必要とされますし、大変難しい織物です。
本袋帯と縫い袋帯を並べて見比べていただきますと、
すぐにお分かりいただけるかと思います。
その違いは、帯の両端、つまり耳の厚みでございます。
これこそが本袋帯の一番の特徴で、縫い袋帯の半分の厚みですので、
薄く綺麗にたたむことができます。
またお太鼓結びに締めていただくと、耳付きが薄いので、
前・横から見ていただいた時にお太鼓が大変綺麗に映ります。
【 となみ織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.452
1919年(大正8年)創業
嘉永3年(1850年)、初代礪波宗介が富山県砺波より
組紐師として入洛し創業。後、京都御所の御用となり、
組紐屋から織物へ発展、現在では西陣有数の
帯メーカーのひとつとなった。
日本の伝統産業を担うものとしての責任と誇りを持ち、
時代の新しい美しさを追求したモノづくりを続けている。
絹100% 長さ約4.35m
西陣織工業組合証紙No.452 となみ織物謹製
柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事、お茶事など
◆あわせるお着物 カジュアル訪問着、付下げ、色無地、小紋
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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