商品番号:1527259
(税込)
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【 仕入れ担当 更屋より 】
粋な着姿…
通好みのお色柄…
パーティーからお出かけまでお召しいただける
さらりと軽い縞大島訪問着とカジュアルの装いを印象的に演出する
洒落帯の名門『渡文』より、抽象文様をあしらった西陣手織袋帯を
合わせてご紹介いたします。
お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
≪着物≫
ぱたりとしたやわらかい重厚感が縞大島地らしい
さらりとなめらかな絹地はこっくりと深い墨色…
意匠には世界に誇る日本の国宝…
ユーモラスに描かれた「鳥獣戯画」。
詞書もなく、継ぎ接ぎだらけ…
誰が何のために描いたどんな話しなのか
900年経った今でも未だに解明されていない
そんな、謎多き国宝はお着物好きの方の間でも
根強いファンが多いです。
道長取りに麻の葉模様と黄土色を背景にこってりとした
通好みのお色使いにて描き染められた鳥獣戯画。
色彩の暈し具合にすら奥深さを感じます…
粋な着姿が大人の色香が漂う、贅沢なお洒落着…
さらりとさりげなく、着こなしていただきやすいひと品です。
是非お手元でその魅力を存分にご堪能くださいませ。
≪帯≫
平織りでありながら生地にボリューム感をだし、
深みある色と質感で織り成されたしなやかな帯地。
立体感を生み出す太箔をふんだんに用いて
織りの表情豊かに仕上げられた一条。
自ずと装いをワンランクあげてくれる
お品であることはおわかり頂けることでしょう。
デザインが鎧袖のような段状に織りだされており、
流行り廃りのないお色柄でありながらこだわりのお品…
このセンス他にはございません。
スタイリッシュな装飾模様が、なんともいえない洒落味を醸し出し、
見るものを魅きつけ、おしゃれ心をくすぐる仕上がり。
匠の技によって生まれた比類なき織り味を
ぜひお楽しみくださいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
【 本場縞大島について 】
本場大島紬織物協同組合の組合員によって製造され、
同組合で検査されている織物。
糸や織組織などは本場大島紬と同じであるが
自動織機によって製織される。
伝統的工芸品である「本場大島紬」のような絣を
合わせる緻密な工程とは異なり、絣合わせの必要のない
縞や格子柄が多い。
精巧な柄表現ができる本場大島紬に比べると、
平織の自動織機で織る柄には限りがあるが、その一方で
価格を抑えて豊富なカラーを製造することが可能。
【着物】
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:芥子色
※ガード加工済み
【帯】
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m
耳の縫製:かがり縫い
六通柄
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
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裄丈 | 70cm(1尺8寸5分) |
袖巾 | 35cm(0尺9寸2分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 25.5cm(6寸7分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン カジュアルパーティー、観劇、芸術鑑賞、お食事、お出かけなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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