商品番号:1526959
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
年々糸づくりの職人さんたちが減り、原材料の高騰も相まって
今後さらに高額に、希少になることが予想される
重要無形文化財【 越後上布 】の八寸帯のご紹介です。
麻素材の自然な彩りと絣による表現が秀逸な一品。
素材の風合いが引き出す清涼感と趣があり、
同じく上布や自然布のお着物などの織のお着物と合わせて
夏のカジュアルスタイルを優雅にお楽しみください。
【 お色柄 】
得も言われぬ麻独自の手触りの地。
生成り色や自然に溶け込むような緑と黒が、
モダンな非対称で織られております。
手絞りの絣を用いて表現される七宝と横段の縞は、
手作業ならではの風情を感じる仕上がりです。
【 重要無形文化財 越後上布 について 】
産地:新潟県魚沼地方
重要無形文化財総合指定第1号
ユネスコ世界無形文化遺産指定
現在では新潟県南魚沼市、小千谷市を中心に生産される
苧麻(ちょま、からむし)を原料とする織物
新潟県魚沼地方では、湿度の高い雪国の自然環境、
風土が麻織物の生産に適していたため、古来より
農閑期の冬仕事として、受け継がれており、
その歴史は非常に古く、1200年前の奈良時代
天平年間に織られた麻布が正倉院の宝物として
保存されている。
江戸時代には幕府御用となり、天明から文化期の
最盛期には 年間20万反もの生産高に及ぶ
一大産業であった。
明治時代以降は近代化とともに工業化が進み
古来からの 形態で生産される製品が激減。
貴重な技術を絶やさぬため、小千谷と塩沢の
両産地によって技術保存協会が設立。
後、1955年(昭和30年)5月12日に
国の重要無形文化財総合指定第1号に指定された。
また、2009年(平成21年)9月30日に、
ユネスコ(国際連合教育科学文化 機関)の
無形文化遺産に登録。
日本の染織技術としては第一号となる。
越後上布の素材である糸は、まず苧殻を抜き、
上布の原料となる皮の肉質をそぎ落として
繊維だけを取り、それを爪と指先で裂いて
より合わせてつくる。
緯糸は一反分を仕上げるのに約3ヶ月、
経糸は7ヶ月かかる。
糸作りのできる職人が減り、現在重要無形文化財の
認定を受ける「越後上布」の年間生産反数は
ごくわずかとなった。
越後上布・小千谷縮布の重要無形文化財指定要件は下記
一、すべて苧麻を手績みした糸を使用すること
一、絣模様をつける場合は手くびりによること
一、いざり機で織ること
一、しぼとりをする場合は湯もみ、足ぶみによること
一、さらしは雪晒しによること
麻100%
長さ約3.6m(仕立て上がり)
原料:経、緯糸とも青芋の手積みである
織機:いざり機で織ったものである
制作者:上村昭一 氏
越後上布・古千谷縮布技術保存協会の証紙がついております
◆最適な着用時期 6月下旬~9月上旬の盛夏
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、行楽、お食事会、ショッピング、街着、ランチなど
◆あわせる着物 上布、織のお着物、小紋など
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