商品番号:1526286
(税込)
きもの通の方はきっとご存地の織りの名門、
渡文の40年以上のロングセラー、『渡文の纐纈』の袋帯のご紹介です。
【仕入れ担当 吉岡より】
洋の雰囲気も備えた洒落たデザインと、
その印象的な彩りに惹かれて仕入れて参りました!
渡文さんの作品の中でも、紛れもないハイクラス。
「纐纈」のお品です。
構図・色彩・お柄。
随所に高いデザイン性が感じられ、ハイセンスな帯姿をお楽しみいただけます。
巧みな織の表現で研ぎ澄まされた空間性が感じられるひと品です。
カジュアルな訪問着から色無地、付け下げ等、
幅広くお使いいただけますし、特に大島や結城などの
上質な織りのお着物を格高くグレードアップするには最適なひと品かと存じます。
名門のこだわりの一条を是非お手元でご堪能くださいませ。
どうぞお見逃しのないよう、お願いいたします。
【色・柄】
穏やかな飴色を基調とした帯地。
その地に表されたのは、洋の雰囲気も備えた「更紗横段」柄。
実に細やかな染め加工にて表現しております。
全体に統一感のある彩りで、
独特の奥深さを感じる面持ちに仕上げております。
ふくれ織の立体感と、繊細な染めによる趣深い表情が特徴です。
もう一方の面には、まだら模様が浮かぶ帯地に揺らぐ間道柄を加え
両面お使い頂ける洒落袋帯です。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
たれ先文字確認のため、たれの一部を解いております。
ご注文を頂きました際は、縫製を致しますので、10日程度頂戴します。
何卒ご了承頂きますようお願い申し上げます。
【渡文の纐纈について】
正倉院宝物の中でも最も優れているとされる裂地、纐纈(こうけつ)。
~布地の一部をつまみ、糸や緒で強く括ったり、巻き締めたり、あるいは紋様の輪郭を縫い取り、
糸を引き締めて染める絞り染で、インド、中央アジア、中国へ伝わり、随、唐文化とともに、
わが国に飛鳥、奈良時代に伝わったとされる染めの技法~
この風合いを織り(撚り糸の工夫でふくれおりを表し)と染で表現した
全通の味わい豊かな表情の袋帯です。
その風合いはしわになりにくく軽くしなやかで、滑らず締めやすく、
全通総柄ですのでお太鼓も出しやすく、きっと重宝していただけることと思います。
【 渡文について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.37
1906年(明治39年)創業
創業者・渡邉文七が15歳で西陣機屋に丁稚奉公の後、
20歳代半ばで独立、徐々に手織機、力織機の稼動を増やし、
今の地位を築き上げた。
「創造性あるもの作り」を理念に、
結びやすい帯を織り続けている。
有職文様の格調高い形式美の意匠「名物裂」、
真夏以外1年を通して使用できる手織の
「波衣(なみごろも)」、1本糊の技法を用いて
製織された、軽くてシワになりにくい
「纐纈(こうけつ)ST」などのシリーズがある。
【 沿革 】
1882年 創業者渡邉文七 京都府北桑田郡知井村に生まれる。
幼少にして父と死別。15歳で京都に出て、
西陣「山下槌之助機業店」に丁稚として奉公する。
文七は帯作りの修行に励み、その非凡な才能と努力を
認められ番頭に昇進。
1906年 独立を決意、山下家から別家を許され
「渡邉文七機業店」を創業。
1914年 手機20台を稼働させ紹紦、肩裏、絽丸帯などを製織
経営の基盤を固める。
1922年 力繊機を導入、広巾で織り上げた帯地を2つに裁断して、
単帯として売り出して好評をはくした。
1936年 手機100台、力織機10台をもって操業する西陣の中堅機業に成長。
絹100% 長さ約4.35m
◇全通柄
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添いなど
◆あわせる着物 お洒落訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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