商品番号:1525307
(税込)
宮城里子氏による本場琉球紅型九寸名古屋帯をご紹介いたします。
本場の琉球紅型にこだわりたい方にお勧めしたいお品です!
【仕入れ担当 吉岡より】
キリッと染め分けた帯地に映える紅型らしい鮮やかな彩りに惹かれて入荷致しました!
宮城里子氏の作品は、小付の可愛らしいデザインが多く
仕入れの際にもついつい目を奪われてしまいます。
今回は、その中でも特に珍しい構図で地色の染め分けが施された作品が入荷できました!
琉球絣や久米島の紬、花織といった南国の織物にもよく似合いますし、
色無地や小紋などのやわらかものから大島や結城など、
手仕事のお着物にもよく似合うことでしょう。
力強さの中にある、柔らかな輪郭や彩りによる柔和な感性…
ぜひお手元にてご堪能下さいませ!
【色・柄】
白生地に用いたのはサラリとした手触りの紬地。
全体にシックな黒色を基調として、
意匠の背景を間道の構図で白く染め分けて。
鮮やかな配色が映える「アダン」のお柄が描かれました。
伸びやかな模様を、多彩を用いて表現し
宮城氏独特の女性らしい印象を受ける構図も目を惹く、
本場紅型の中でも紛れもなく秀作と呼べる美しい一条でございます。
単調な繰り返しであるにもかかわらず、
意匠が醸し出す味わい深さは、流石世界の女性着の中で
もっとも美しいものと評されるにふさわしい仕上がりと言えるでしょう。
南国の太陽と海に培われた、美しい感性によって生み出されたお品です。
貴方だけの印象的な帯姿を演出する一品として…
お手元で末永くご愛用して頂けば幸いです。
【 宮城里子氏について 】
紅型の第一人者として知られる藤村玲子氏の作風に感銘を受け、
藤村氏に指導を受けた宮城氏は、
身近にある自然の題材を感性に魅せた女性らしい優しい色彩や、
新しい感覚を取り入れた創造力の高さに、ファンの多い紅型作家さんです。
【宮城里子 略歴】
1947年 沖縄県生まれ
1966年 沖縄県立首里高等学校染織科卒業 大城貞成紅型工房入門
1968~72年 藤村玲子紅型工房で修行
1977年 「宮城紅型工房」設立
1983年 第五回「沖縄県工芸公募展」最優秀賞受賞
1984~87年 「沖展」奨励賞受賞
1996年 「西部工芸展」沖縄タイムズ賞受賞
2005年 「沖縄タイムズ芸術選賞」奨励賞受賞
【 琉球紅型について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1984年5月31日指定)
早くは13世紀から起源を持つと言われる、
独自の染技で育まれてきた沖縄の染物の総称。
鮮明な色彩、大胆な配色、図形の素朴さが特徴。
「紅型(びんがた)」の呼称は昭和に入ってからで
それまでは「型附(カタチキ)」と呼ばれた。
階級によって使用できる色と模様が異なり、黄色地は
王族以外は使用不可、図柄が大きく肩と裾に模様がある
二段肩付は王族を示す柄である。
大部分は首里で作られ、知念・沢岻・城間の三家が
御用紅型師であった。
琉球紅型には下記の種類がある
紅型:「琉球びんがた」のビンは「色彩」の意があり、
白地紅型、染地紅型、返し型、朧型、手附紅に分類される。
これらは型附(カタチキ)と呼ばれる糊置防染手法による
型染めで、型紙を当てて生地に糊を塗り、そのあとで
取り去った型紙の模様の部分に色を差す染め方で、
さらに地染めが施されるものもある。
藍型:藍の濃淡や墨で染められた紅型。
えーがたと呼ばれ、白地藍型、黒花出し、白花出し、
浅地花取り、藍朧(えーうぶるー)などに分類される。
型紙は染地(線彫り)型を使う。
濃藍から各種の藍の変化と地の白とで、大きめの模様で表現する。
筒描き:糊引(ヌイビチ)と呼ばれ、紙を使用せずに
防染糊を入れた円錐状の糊袋の先から糊を絞り出しながら
生地に模様を描き、そのあとで模様の部分に色を差す方法。
技法的にも難しく、均一に絞り出すために布面に垂直に置き、
進行方向に傾けながら一気に線を引かなければならない。
絹100% 長さ3.6m(お仕立て上がり時)
白生地には丹後ちりめんの紋織帯地を用いております。
※おすすめ帯芯:突起毛綿芯 ◇六通柄
◆最適な着用時期 9月~翌5月(秋単衣から袷)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません。
◆着用シーン 街着、お食事、ショッピング、行楽などのカジュアルシーンに。
◆あわせる着物 小紋、色無地、御召、紬
※仕立て上がり時のたれ先は無地となります(メーカー推奨)。たれ先柄あり仕立てをご希望の場合はご指示ください。
★名古屋仕立て(税込10,450円※綿芯「突起毛芯」代含む)
胴に巻く部分から手先までを半分に折って縫製された仕立て方です。
お着付けの際に半分に折る必要がないので、楽に着付けることが出来ます。
★開き仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
半分に折らずに帯地と帯芯をかがって仕立てます。
胴回りをご自身の好きな巾で結ぶことができます。
★松葉仕立て(税込13,750円※綿芯「突起毛芯」代含む)
手先の部分だけを半分に折って縫製された仕立て方です。
胴回りは折らずに仕立ててあるのでご自身の好きな巾に調節することができ、
かつ手先は半分に折っているので楽に着付けをすることが出来ます。
※開き仕立てと松葉仕立ては縫製の関係上帯芯が見える状態です。
着用時には見えませんので問題はございませんが、気になる方は+1,650円で裏地を付けることもできます。
ご希望の方は、「モス裏地付き」のお仕立てをお申し込み下さい。
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