商品番号:1524612
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
豊かな風土が育んだ、やわらかな表情。
素朴な風合いが魅力的な、【 読谷山花織 】の
着尺を男物の長着にお誂えしたお品のご紹介です。
証紙は付属しておりませんが、花織の組織、
柄の構成より読谷山のものかと存じ上げます。
こういったクラスの男物はなかなかございません。
こだわった男物をお探しの方に。
普段着やおでかけなどに、他にはない逸品洒落着物を。
お目に留まりましたら是非ご検討くださいませ。
【 お色柄 】
落ち着いた墨黒、オフホワイト、茶鼠の濃淡の
間道が織りだされた紬地に、絣と白、黄色、紅鳶の
配色の花織による浮紋が一面に織りだされております。
【 商品の状態 】
やや使用感はございますが、中古品としては
おおむね良好な状態でございます。
お目に留まりましたらお値打ちに御召くださいませ。
【 読谷山花織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
沖縄県指定無形文化財
沖縄県中頭郡読谷村で作られている織物
明治時代の中頃から時代の波に押され一時衰退、
沖縄戦争後は一度絶滅寸前まで追い込まれたが、
1964年に読谷村の情熱ある有志によって約90年ぶりに
復活を遂げた。
織り地に先染めされた糸で、細かな点と
線による幾何学模様が織りだされている。
素材は絹糸もしくは綿糸を用い、染料は琉球藍や
福木(ふくぎ)、蘇芳などが主流。
模様を表すのに花綜絖を用いる「経浮(たてうき)花織」
「緯浮(よこうき)花織」と「手(てぃ)花織」がある。
伝統的な読谷山花織は琉球藍で染められた紺地に
赤や黄、白色などで花模様が織りだされており、
文様のそれぞれに、
『ジンバナ(銭花):お金に困らないように』、
『カジマヤー(風車):長寿の願い』、
『オージバナ(扇花):子孫繁栄の願い』
の意味を持つ、3つの文様を基本とし、それらの文様を
少しずつ崩すことで、多種多様な模様が織り込まれる。
大変手間がかかるため、琉球王朝時代には王族と読谷村の
庶民のみしか着用が許されなかった貴重な織物である。
また、読谷山ミンサーは「グーシ花織」とも呼ばれ、
綿糸を用いた細帯で、模様を表すのに紋棒又は花綜絖を
用いて織りあげられる。
表:絹100% 縫製:手縫い
※人形仕立て・棒衿
※素材の性質上、フシによる凹凸組織の変化、色の濃淡などございます。
風合いであって難ではございませんので、その点ご了承くださいませ。
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 現状が最大寸法です。
詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
背より身丈148cm(適応身長175cm~178cm) (3尺 9寸 1分)
裄丈72.5cm (1尺 9寸 1分) 袖巾36cm (9寸 5分)
袖丈49cm (1尺 2寸 9分)
前巾24.5cm (6寸 5分) 後巾30cm (7寸 9分)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 角帯、兵児帯
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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