商品番号:1523562
(税込)
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
きもの市場でも本当に通好みのお着物といれ、
織りものファンの方でしたら、一度は手にしたく
思われる【 白鷹御召 】。
白鷹御召はその工程のほとんどを手作業で行い、
現在ではもっとも古法を守っている御召。
年々希少になっており、
仕入れ値は5年前の1.5倍近くにもなっております。
当然販売値も原価の高騰に伴い、
どんどん高額になりつつあります。
アンサンブル、それも一番手間のかかる亀甲無地のひと品を
掘り出しで大変お値打ちに仕入れてまいりました。
通常この価格でご紹介のできるお品ではございません。
目立った難などもございませんでしたので、
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
白鷹独特のシボ高い黒地に
青の亀甲絣を組み合わせ、
ベタ亀甲のお柄が一面に織りだされております。
亀甲絣はわずか3mm程度しかない大変繊細な仕上がりです。
【 白鷹御召について 】
山形県指定無形文化財
西陣や塩沢の本塩沢などと並び伝統的な
産地の一つである、山形県置賜地方の白鷹町で
生産されている縦緯絣による小絣模様の織物。
特徴的な「板締め絣」の技法を用いた
細かい柄表現がされている。
白鷹板締絣は、南の沖縄に始まり薩摩から
越後(現在の新潟)を経由して東北の白鷹地方まで
伝わった精緻な板締染めによって織り出される
絣模様の織物。
溝を彫ったブナ材の薄い絣板に糸を巻き付け、
平らなもう1枚の板を重ねきつく締めあげ、
これをいくつも重ねた後、ボルトのついた
押し木でさらに締め、「染め舟」という台の上に乗せて、
熱した染料を注ぐ、別名「ぶっかけ染」とよばれる
染め方で絣糸が染められる。
板をほどくと溝の部分の糸が染まって絣糸が完成する。
糸の設計は、板大工が方眼紙に図案を引き、
それを分解して絣板の溝を彫って作成される。
織り上がった後に湯に浸すことで、
シャリ感のあるシボが立つ。
この板大工の仕事、板に糸を巻いて絣を染める染、
絣柄を合わせながら織る織と高度な技術が求められる。
絣模様の元となる絣板の製作者「板大工」が
一時期いなくなるなどの危機もあったが、1966年に
伝統の絣板製造が復活、その後新たな溝掘りの技術が
確立されるなど、優れた絣板の製造が続けられている。
現在白鷹御召の織元は二件となった。
【 白鷹織(置賜紬)について 】
山形県の伝統的工芸品に指定されている
「置賜紬(米沢織、白鷹織、長井紬)」
と総称されている織物の中の一種。
白鷹町でつくられる先染め織物の総称として
「白鷹紬」とも呼ばれ、約150年の歴史をもち
絣織物の産地では日本の最北端に
位置することから「北限の絣」とも呼ばれる。
長井紬とその発祥を同じくし、米沢藩が領内を
青苧(あおそ)や紅花といった材料の生産地から、
自給自足の絹織物産地に変えたことで始まった。
明治中期からは長井と同様、白鷹でも
「米琉絣」の織り上げはあったが、明治後半に
栃木県足利の技術者から学んだ「板締め」を導入
した事で緻密な絣文様を実現。
白鷹織には独特のシボを持つ「白鷹御召」と
経糸と緯糸を板締染色の技法で染め上げ
小絣模様を表現した「米琉板締小絣」がある。
現在白鷹織の製織を手掛けている工房は
白鷹町にある2軒のみである。
絹100%
長さ24m 内巾37cm(最大裄丈70cm 肩巾袖巾35cm)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン ご友人との気軽なお食事、街歩き など
◆あわせる帯 洒落袋帯、カジュアル向きのデザインの名古屋帯 など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
[ 紬 ]
地入れ6,050円+※胴裏8,250円~八掛8,800円+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)
[ 羽織 ]
羽裏11,000円+海外手縫い仕立て29,700円(羽織紐は別途)(全て税込)
※国内手縫い仕立て
[ きもの ]+17,600円(税込)
[ 羽織 ]+12,100円(税込)
この商品を見た人はこんな商品も見ています