商品番号:1522727
(税込)
【仕入れ担当 竹中より】
リサイクル品としても
めったにめぐりあえない
マニア垂涎の希少な工芸品…
知る人ぞ知る静岡県伝統工芸品
『ざざんざ織』のお着物のご紹介です。
織物にお詳しい通の方であればお分かりいただけることと思います。
残布にざざんざ織とございます
この機会をぜひともお見逃しなきようにお願いいたします。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが
一部仕付けのついたままの美品です
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【お色柄】
地厚でずっしりとしたざざんざ織ならではの素朴な風合い。
煉瓦茶色をベースに墨色の太細のラインがランダムに
織り込まれ ざっくりとした緯の節糸と溶け合い
不思議なムードが漂います
飽きの来ないシンプルなひと品ですが、
お召頂ければ、草木染、手織の風合いを感じて頂ける、
工藝味の高い着物であることを実感頂けると思います。
滅多とお目にかかることのない至宝の染織品でございます。
終生お手元でご愛用いただければと願いつつ、
浜松の伝承織物の浪漫溢れるお品を大切にお届けさせていただきます。
【颯々(ざざんざ)織について】
ざざんざ織は、浜松市中島町の平松実氏により創作された紬の織物です。
平松氏は昭和3年、柳宗悦が提唱した民芸運動の一翼をになわんと、
工芸的織物を創作を始め、手織のざざんざ織りを昭和4年に完成させました。
ざざんざは颯々とも書き、松風の音を表現したもので、
当地の有名な松の下で足利将軍義教が「浜松の音はざざんざ……」
と読んだことからその松がざざんざの松と名付けられたといいます。
潮風に冴え、人々に美しさと安らぎを与える松にあやかって、
平松氏はこの名を命名したといいます。
絹糸は2頭の蚕がつくる玉繭から紡ぎ出した玉糸を用います。
その節のある玉糸を数十本を撚り合わせて、
昔ながらの手織り機で丁寧に織り上げます。
染色は、茜、やまももなどの植物を用い、
灰汁、鉄などの媒染剤により植物染料だけが持つ深みのあるお色を作り上げます。
織りは、昔ながらの手機手織りで、近代的な器具は一切使用しません。
したがって、品物は丈夫で風合いがよく、自然のつやと絹独特の美しさが生まれてきます。
そうして手間暇をかけることで他の織物にはない、
絹本来の艶めきや、お色味、しなやかな手触りや柔らかさ、丈夫さなどの
ざざんざ織唯一無二の表情が生み出されます。
現在ではざざんざ織は1933年創業のあかね屋さんのみで製造されています。
そのためお品物自体が少なく非常に希少で、
幻の織物と言っても過言ではありません。
表裏:絹100% (縫製:手縫い 衿裏絽)
※居敷当無し、背伏せ付き
身丈(背より) | 154.1cm (適応身長159.1cm~149.1cm) (4尺0寸7分) |
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裄丈 | 65.9cm(1尺7寸4分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49.5cm(1尺3寸1分) |
前巾 | 22.8cm(6寸0分) |
後巾 | 30.3cm(8寸0分) |
◆最適な着用時期 単衣仕立てですが、地厚のため 単衣時期だけでなく
袷の着用時期もご着用いただけます
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、観劇、芸術鑑賞、お食事、行楽など
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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