商品番号:1521950
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
文久元年創業の老舗。
博多帯といえばといわれるほど、
その卓抜したセンスに定評のある【 西村織物 】による
ハイセンスなデザインの両面袋帯をご紹介いたします。
表は伊勢型とのコラボレーション。
人間国宝・中村勇二郎氏の彫刻型の代表的な図案、
「勇二郎菊」ともいわれる昭和55年第31回全国植樹祭の折、
に三重県より昭和天皇に献上された伊勢型紙に由来する
お柄をアレンジした図案で、もう片面には博多織の
伝統柄である献上のお柄が織りだされております。
西陣織とはまた違った織味。
訪問着、付下げ、色無地、小紋、御召と
幅広くコーディネートいただけるかと存じ上げます。
【 お色柄 】
やわらかくしなやかな風合いのサンドベージュの帯地に、
片面には中村勇二郎氏の献上古代菊を込めた間道を、
もう片面には献上紋が織りだされております。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れてまいりました。
うっすらと締め跡がございますが美品です。
ご了承の上、お目に留まりましたらお値打ちにお求めくださいませ。
【 西村織物について 】
1861年(文久元年)創業
博多織最古の織元で老舗。
糸染めをのぞく企画、デザインから製造まで
全ての行程を自社で行い、品質に一点の
妥協もない誠実なものづくりをしている。
製織には主にブラジルのBratak社の
世界最高ランクの絹糸を使用。
様々な分野からモチーフを選び、伝統的な
紋様だけでなく新しいデザインも手掛ける。
【 中村勇二郎(重要無形文化財保持者)について 】
【 生年・認定年・享年 】
1902年(明治35年) 9月20日生
1955年(昭和30年) 重要無形文化財「伊勢型紙道具彫」の保持者に認定
1985年(昭和60年)10月20日没 享年83歳
伊勢型紙彫刻師。
手作りの彫刻刀3000本以上を用い、
数多くの型紙を残した。
父の中村兼松は型紙業を営む中村家の3代目。
小学校6年頃より父の手伝いを始め、高等科卒業後、
大正4年頃から他の弟子とともに父に伊勢型紙の
道具彫り技術を本格的に学ぶ。
1952年に文化財保護委員会より江戸小紋伊勢型紙
技術保存の指定を、1955年に他5名と共に
重要無形文化財伊勢型紙技術保持者として認定。
1963年には伊勢型紙伝承者養成事業の道具彫り
講師となる。
主な作品
「古代菊の図」(1980年)
「瑞雲祥鶴の図」「四君子の図」「壮龍の図」
【 経歴 】
1902年 三重県に生まれる
1915年 伊勢型紙の道具彫り技術を父に師事
1955年 重要無形文化財(伊勢型紙彫刻道具彫り)保持者に認定される
1970年 大阪万国博「県の日」に伊勢型紙の彫刻実演を披露
1972年 天皇陛下から勲五等瑞宝章を授与される
1973年 高松宮殿下に彫刻実演を披露 「菊水ノ図」を献上
1975年 皇太子・同妃殿下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
皇太子殿下に「瑞雲祥鶴ノ図」を献上
1976年 常陸宮殿下に「壮龍ノ図」を献上
1980年 宮殿下に「四君子ノ図」を献上
第31回全国植樹祭にて天皇・皇后両陛下に伊勢型紙の彫刻実演を披露
皇陛下に「古代菊ノ図」を献上
三笠宮殿下に「双鶴ノ図」を献上
1981年 秩父宮妃殿下に「鶏鳴ノ図」を献上
1984年 高円宮殿下に「翔馬ノ図」を献上
1985年 三笠宮殿下に「卯ノ図」を献上
83歳で永眠
絹100%・金属糸風繊維除く
長さ約4.56m(お仕立て上がり)
柄付け:全通柄
耳の縫製:本袋帯のため耳の縫製はなし
【 付属証紙 】
経済大臣指定伝統的工芸品
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 和のお稽古、芸術鑑賞、観劇、ご友人との気軽なお食事 など
◆あわせる着物 洒落訪問着、付下、色無地、小紋、御召 など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています