商品番号:1521826
(税込)
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【 仕入れ担当 戸高より 】
これはもう…溜息出る染め上がり…。
本当によきお品をお探しの方に
自信を持っておすすめいたします。
京都工芸染匠協同組合正規会員にも登録されている
名門【 吉川染匠 】により染め上げられた逸品でございます。
天明年間(1781〜1789)、滋賀県塩野村から西陣へと居を移し、
初代の頃より「デザイン」に注力してきた老舗名門
【 服部織物 】と合わせました。
晴れやかにまとう、その喜び。
パーティーシーン、フォーマルシーンに、
文字通り華やぎを添える上質で心に残る1枚。
丁寧な染めの仕上がりを是非お手元でご堪能頂きたい一品です。
京でも屈指の名染匠の作品、お目に留まりましたらどうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
[お着物]
美しい光沢が感じられる丹後のちりめん地。
お色は、こっくりと深みのある葡萄色を基調に染めなして。
意匠には優雅な古典のデザインを。
山帰来に南天、菊に桔梗、流水のお柄をたっぷりと描き出しました。
アウトラインにさり気なく加えられた金彩に駒刺繍が
さらなる贅沢を感じさせる仕上りとなっております。
研ぎ澄まされた意匠構成、無地場に感じられる「間」への配慮、
花一つ一つ細部に至るまでの筆の表現、そのすべてに名門と呼ぶに
ふさわしい品格と感性をあますところなく表現した本当によいお品です。
[帯]
シックな墨地をベースに、
葡萄色と燻したような金糸が輝きを魅せる引箔を用い
モザイク葡萄唐草模様が織り描きだされております。
見るほどに素晴らしく、触れればしなやかなその地風。
まさに逸品と呼ぶのにふさわしい素晴らしいお品です。
訪問着、付下げ、色無地などとのコーディネートでお楽しみくださいませ。
大人の女性の洗練された趣味性を感じさせてくれる、主役級のひと品です。
【 こはく錦について 】
服部の袋帯の中でも最高級のクラスに属する「こはく錦」袋帯。
引箔(ひきばく)とは、緯糸(よこいと)と共に箔を織り込む技法のことです。
一寸巾(約3cm)の箔を、90~100本、実に0.3mmほどの細さに裁断。
それを緻密に織り込んで柄をあらわします。
柄箔の場合、1本でも順序を間違えたり欠落したら柄は崩れてしまいますので、
緯糸1本1本に神経を集中させなくてはなりません。
こはく錦では、立体感や重厚な格調を演出するために…
1本の緯糸に2枚、3枚の箔を引く、二重箔(にちょうばく)、
三重箔(さんちょうばく)と呼ばれる技法が用いられております。
箔糸を通常よりも多用すると重い帯になってしまうと思われがちですが、
見た目の重さとは異なり、こはく錦は軽く締め易いことでも定評がございます。
通常、袋帯には5000本の経糸を用いるのに対して、
こはく錦は6000本以上が用いられております。
帯の巾はどちらも一定ですので、通常よりも細く丈夫な上質な糸を使用して、
逆に軽量化、またより緻密な柄を織り出すことに成功しました。
さらに、片面箔を使用して軽量化を図りました。
両面箔に比べ、片面箔の重さは約2分の1。
その分、捩れがあると裏の白色が出てしまうため、ごまかしが効かず、
箔が捩れないように丁寧に職人の技で織り込まなくてはなりません。
また、こはく錦の帯は、同じ機で表裏地ともに織られております。
同じ経糸緯糸で織るので風合いが同じになり、裏表の違和感がなく、
縫い代をほとんど折り返さずに帯端をかがっておりますので、
本袋帯以上の締めやすい風合いがうまれます。
まさに計り知れないほどの技術と心を込めて織り上げられた珠玉の1本。
織機による大量生産の帯とは全く異なるその織りあがりは、
必ずやご満足いただけるものと自信を持っておすすめさせていただきます。
【 服部織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.259
1788年(天明八年)操業
服部織物初代・服部勘兵衛が近江の地より、
京都・西陣に移り、織物業をはじめた。
創業当初から、帯の意匠に対して並々ならぬ
情熱を方向け、熾烈な西陣の競争をくぐり抜け、
200有余年の機業の歩みを今なおすすめている。
1977年京都府より「老舗」の号を拝受、また、
1982年京都商工会議所より顕彰されるなど
数々の栄誉を受ける。
【 吉川染匠について 】
京友禅の染匠
1897年(明治30年)創業
ボカシ染、絞り友禅併用、友禅の色層、胡粉、
大胆な構図が特色。
ボカシ染では「山暈し」「雲暈し」「霞暈し」を
最も得意とする。
色層の限界へ挑戦、単色は濃度をコントロールしながら、
微妙な濃淡でその色の持つ表現力を最大限に引き出ししている。
また『白』色にこだわり、日本画でも使用される
顔料・貝胡粉を使用。同じ場面で、何度も何度も塗り重ね、
それにより浮き出ているかのような表情を演出している。
【 京友禅について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年6月2日指定)
京都府知事指定伝統工芸品
京都の伝統工芸品の1つで古来の染色技法を
扇絵師の宮崎友禅斎が大成したもの。
元禄時代に京都で生み出された友禅技法で
日本三大友禅(京友禅、加賀友禅、
江戸(東京)友禅)の1つ。
「糸目糊」という糊を用い、筆で色付けする際に
滲んで色移りすることを防ぐ防染技術が用いられており、
基調の色が決まっておらず、当時の公家や大名好みの
デザインに多彩かつ鮮やかな色合いや金銀箔、刺繍などが
用いられた絢爛豪華、かつひときわ華やかな印象のものが多い。
明治時代には化学染料と糊で色糊を作り
型紙によって友禅模様を写し染める「写し友禅染め」が
友禅染めの中興の祖と称えられる廣瀬治助によって
発明され、「型友禅」として大量生産が可能となった。
量産できるようになった友禅染めは一気に普及し
飛躍的な発展を遂げ、昭和51年6月(1976年)には、
経済産業省指定伝統的工芸品として指定を受け、
現在も世界中から高い評価を得ている。
[お着物
]絹100%
たちきり身丈約175cm 内巾36.5cm(裄丈最長69cmまで)
白生地には特選丹後ちりめん地を使用しております。
[帯]
地糸:絹100%
柄糸:絹10% 指定外繊維(和紙)70% ポリエステル20%(金属糸風)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.259 服部織物謹製
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌1月頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会、お付き添いなど
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
お仕立て料金はこちら
解手のし6,050円+※胴裏8,250円~+海外手縫い仕立て35,200円(全て税込)
※国内手縫い仕立て+17,600円(税込)
※堅牢染め・本加賀など、染めのしっかりした御着物への抜き紋入れには、
堅牢抜き代4,400円(税込)が必要となります。
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