商品番号:1520777
(税込)
【仕入担当 竹中より】
桃山時代の一時期にだけ花開き、江戸期には途絶えてしまった辻が花染…
その研究と復元に力をそそぎ、東京歌舞伎座の大緞帳を手掛けた
日本を代表する辻が花染作家、大脇一心氏の素敵なお柄の特選訪問着の
ご紹介です!
『西洞院辻ヶ花』と呼ばれる一心氏の辻ヶ花。
古典を踏襲しながら、現代のシーンにマッチする
そのデザイン、創作性から、多くのファンを魅了しております。
お探しの方も多いかと存じ上げます!
お目にとまりましたら是非ご覧くださいませ!!
【商品の状態】
リサイクル仕立てあがり品として仕入れましたが
目立つ傷よごれもなくおおむね美品として
お届けできます
【お色柄】
辻ヶ花とは、室町時代から桃山時代にかけて盛んに用いられた絞り染めの
技法で、最盛期に当たる桃山から江戸初期にかけては、複雑な縫い締め絞り、
竹皮絞りなどの高度な技法が使用され、多色染め分けによる高度な染物を
創り出し、摺箔等の技法と共に安土桃山時代の豪華絢爛たる文化を演出した
技法でございます。
当時は『染物』と言えば『辻ヶ花』を指すほどに一般的であったようですが、
江戸中期に糊で防染する友禅技法が用いられるようになり、発展すると共に、
自由度、手間の両面で劣る辻ヶ花は、急速に廃れ消滅してしまいました。
技法が急速度で廃れ、途絶えてしまったこと、名の由来が定説を
持たないことから『幻の染物』と呼ばれた辻ヶ花。
現代の染め技法としての『辻ヶ花』の技法が今日日の目をみたのは、
かの久保田一竹氏をはじめ、一心氏などの染色作家さんたちの
研究と努力によるものでございます。
今回ご紹介のお品は、その一心氏の特選の訪問着。
キャンバスとなった地はしぼ高のちりめん地
その地を桶絞りにて。 白と黄味をおびた鶯色に染め分け
疋田絞りとカチン染めを駆使しながら
葵や桜にオモダカ 楓 そして舞う蝶に辻が花を
幽玄かつ富貴に染め浮かべました
絞りのやわらかなタッチに、カチンの墨黒のアクセントが
味わい深い仕上りとなっております。
はやり廃りのないお柄、ご年齢も問わないお品でございますので
本当に重宝していただけることでしょう。
この風情を是非お手元で!
末永くご愛用頂けましたら幸いで御座います!!
【 大脇一心について 】
染色作家(辻ヶ花)
桃山時代の一時期にだけ花開き、
江戸期には途絶えてしまった辻が花染の研究と
復元に力をそそぎ、東京歌舞伎座の大緞帳を
手掛けた日本を代表する辻が花染作家。
『西洞院辻ヶ花』と呼ばれる独自の辻ヶ花は
古典を踏襲しながら、現代のシーンにマッチする
デザインと創作性で多くのファンを魅了している。
【 経歴 】
1939年 名古屋生まれ
1958年 吉村春吉に師事し、染色の世界に入る
1971年 より高次元の創造的活動を求め、同社を退社
1971年 「西洞院辻が花」を発表
(渡米し、約5年間NYに在住)
1981年 東京歌舞伎座大緞帳「辻が花賛歌」製作
1987年 全国日本学士会より「アカデミア文化賞」を受賞
1990年 歌舞伎座大緞帳「高山麗花」制作
絹:100%(表地・裏地共に正絹) ※縫製:手縫い
八掛 共生地 おくみ裏柄あり
身丈(背より) | 161cm (適応身長166cm~156cm) (4尺2寸5分) |
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裄丈 | 68.5cm(1尺8寸1分) |
袖巾 | 34.5cm(0尺9寸1分) |
袖丈 | 49.2cm(1尺3寸0分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 31.1cm(8寸2分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈70.4cm(1尺8寸6分) 袖巾35.6cm(9寸4分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
裄により胴裏交換が必要な場合がございます
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◆最適な着用時期 10月から翌5月までの袷(あわせ)の時期
◆店長おすすめ着用年齢 全年齢対象(※とくに制限なくお召しいただけます)
◆着用シーン お稽古、芸術鑑賞、観劇、おでかけ、お食事、など
◆あわせる帯 洒落袋帯
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※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※お仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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