商品番号:1520497
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【 仕入れ担当 戸高より 】
一説では人類史の中でも
最古の歴史を持つと言われる【 草木染 】。
我が国へは約1500年前の奈良時代に
大陸から朝鮮を経て伝わったとされております。
自然から生み出される鮮やかな「藍」の色彩は
上流の貴族たちに愛され、歴史的建造物にも
その片鱗を垣間見ることができるでしょう。
殺菌の効果や止血作用などがあるとされた藍染めですが、
消臭や防虫、紫外線防止など、
お着物にとっても女性にとっても嬉しい付加価値がございます。
江戸時代には庶民にも手が出せるようになり、
明治時代に「ジャパン・ブルー」とも称されましたが、
その後は藍染禁止令や需要の落ち込みから生産数が減り、
無形指定文化財にしている県が存在する程、
希少価値が高まってしまいました。
東京五輪の公式エンブレムにも藍色が採用されていることから、
今後も藍染は日本だけでなく世界でもますます注目されていくでしょう。
自然の温かみを感じさせる純朴な織物を。
お値打ちでご案内できる今のうちに。
この機会をお見逃しなく!
【 お色柄 】
手触りは柔らかく、地厚な温かさを浮かべる帯地。
経糸は絹、緯糸には綿を用いて、
寒色でありながら深みと温かみを感じる藍染の色は映えております。
そこに不等間隔の緯糸を込めたシンプルな全通柄。
その独特の絹鳴り、しっかりとした締め心地は、
一度締めるとやみつきになることでしょう。
小紋や紬、御召などの洒落着に合わせて季節を問わず、
独自の締め心地と風合いにご満足いただける事と存じます。
大変根強い人気の帯を。
【 米沢紬(米沢織)について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年(慶長六年)藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧(あおそ)や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
経糸:絹100% 緯糸:綿100%
長さ約3.6m(お仕立て上がり時)
柄付け:全通柄
◆最適な着用時期 真冬を除く9月上旬~翌6月下旬の袷・単衣頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、お稽古事、街着、女子会など
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物
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