商品番号:1518137
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
もう新たに織り上げの無い、恵大島の白恵泥。
希少なお品の中でもこれは本当に珍しい…
デザイナーズきものの先駆者として、今なお斬新な
着物を発表し続ける、きものデザイナー
斉藤三才氏によるデザインの本場大島紬のご紹介です。
大島のプロをして「白恵泥の色は違う」と言わしめる…
恵の大島は、他の大島とは一線を画するもの。
御仕立て上がりならではのお値段かと存じます。
現実的に本品のようなお品は、
今後ご紹介が難しくなってくることは間違いございません。
白恵泥の美しい色をお手元でご堪能いただきたく存じます。
どうぞお見逃しなくお願い致します。
【 お色柄 】
ご覧いただけますでしょうか。
まろやかな白色の地に、緻密な絣にて織り描き出された薔薇の意匠。
いついつまでも飽きの来ない表情と、文字では表現しきれないその奥行きを、
是非お手元でご実感いただきたく思います。
洒落袋帯、博多帯、九寸・八寸名古屋帯、塩瀬、民芸紬帯…
合わせられる帯の種類も幅広いので、様々なコーディネートで、
バリエーション豊かなおしゃれをお楽しみいただけることでしょう。
日本の染織の歴史が忍ばれるような素晴らしい出来栄えの作品を、
どうぞ末永くご愛用下さいませ。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 恵大島紬織物と白恵泥について 】
恵積五郎が興した大島の織元で、
2代目社長の恵美知雄が確立した「白恵泥」は特許を取得しております。
通称「恵大島」とも呼ばれる恵大島紬織物ですが、
後継者不足により閉業されましたが現在でも高い評価を受けております。
恵の「白」は、他の白大島とは一線を画するもの。
大島のプロをして「白恵泥の白は違う」と言わしめる…
そんな特別な白大島でございます。
今も活発に活動している燃える薩摩の地には、何万年の歳月を経て、
地熱や火山熱の膨大な熱エネルギーによって生成された白い土があります。
「薩摩焼」の土として利用されているその土を用いるのが、白恵泥染め。
白泥を幾度も幾度もくぐった絹糸。
くぐらせる前と明らかに異なるそのしなやかさは…
「カシミアの手触り」と呼ばれるほどのもの。
他の白大島と明らかに異なるその風合い。
薩摩の白泥をくぐった白大島はしなやかで着心地が良く、シワになりにくいのが特徴です。
【 斉藤三才について 】
三才染工芸・斉藤才三郎氏の長男に生まれる。
染色作家として活躍していた父の影響を受け、
同じく「珍粋」に奉公へ。
修業期間を終え、三才染工芸に入社。
二代目として得意先周りをし、技術の研鑽を重ねる。
父の知り合いであった日本画家・加納三楽輝に師事。
和装の常識を打ち破った配色が「六十(才)地色に
二十(才)柄」と業界から批判を浴びたが、その
独創的な色調は市場に受け入れられ、「三才調」と
呼ばれるスタイルを確立した。
【 経歴 】
1940年 染色作家・斉藤才三郎の長男として、
染色の本場京都に生まれる
厳父や日本画の大家、加納三楽輝に師事
1965年 「美しいキモノ」に作品発表、以来数々の雑誌や
テレビに取り上げられ、その斬新な感性が脚光を浴びる
1974年 初の個展を開催(京都ロイヤルホテル)
業界に新風を吹き込む
以来、毎年連続で個展を開催し続ける
1982年 国際アカデミー賞受賞
2003年 第30回個展を開催(みやこめっせ)
記念イベントとしてきものショーを併催し、
約1000名の来場者を迎えた
2004年 2004きものファッションショー&展覧会開催
(国立京都国際会館イベントホール
長年にわたり構想を温めていた
「京都きものコレクション」の実現に至る)
【 大島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
鹿児島県の奄美大島を中心に作られている織物。
世界三大織物にも数えられ、織る前に糸を染める先染、
手織りの平織、絣合わせをして織上げたものは
「本場大島紬」の名で伝統工芸品に指定されている。
しなやかで軽く、シワになりにくいという特徴がある。
手紡ぎの糸を、「テーチ木」(車輪梅)という
奄美エリアに生息する植物の煎汁液と、
鉄分を含む泥土でこげ茶色に発色させ、
手織りする伝統的技法が主だった染色方法。
藍、白、色大島などもある。
大島紬は独特の絣使い(細い点)と先染め、製法等限られた
条件の中で約84種類があり、染色別が6種類、糸の配列による
組織別14種類をかけ合わせて作る
表裏:絹100% (縫製:手縫い)
◆八掛の色:宍色
身丈(背より) | 163cm (適応身長168cm~158cm) (4尺3寸0分) |
---|---|
裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 33cm(0尺8寸7分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 24.5cm(6寸5分) |
後巾 | 29.5cm(7寸8分) |
【裄丈のお直しについて】
概算ではございますが、以下の最長裄丈までお出しできるものと思われます。
≪最長裄丈≫ 裄丈67.5cm(1尺7寸8分) 袖巾34cm(9寸0分)
※目視での縫込みの確認による概算となります。詳細はお気軽にお問い合わせ下さいませ。
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お出かけ、お食事、趣味のお集まりなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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