金糸がたっぷりと組み込まれた奈良組の帯締め。
正倉院に多くの遺品が残された組紐で、佩飾(はいしょく=小刀など腰から吊るすもの)や几褥(きじょく=テーブルセンターのようなもの)、楽器などの飾り紐として使われていました。
筒状に近いしっかりと厚みがあり、丸みのある組み目が美しく並びます。
締めるとキュッと絹鳴りがし、さらに自然に元に戻ろうとする伸縮性のある組み方。
ホワイトと鮮やかな青緑のグラデーションの美しい暈し(ぼかし)の中に、たっぷりとした金糸を組み込んだ華やかな一本。
訪問着や付け下げ、色無地などのフォーマル~セミフォーマルにどうぞ。
一本持てば必ずわかる…老舗の紐をお楽しみくださいませ。
【 有職組紐 道明について 】
1652年(承応元年)創業
組紐づくりを生業とする老舗組紐処
江戸時代初期に上野池之端で糸商として創業。
江戸期には糸商として刀の下緒、柄糸などを
主に取り扱っていたが、明治維新後は帯締の専門店となり、
機械による量産という時代の流れに乗ることなく現在も
自社職人による手染め・手組みですべての組紐を製作、
職人的手仕事を守り続けている。
後進の職人の育成にも余念がなく、正倉院や
各地の古社寺が所蔵する組紐の歴史的名品の
調査研究と復元模造に取り組み、失われていた
多くの技術を解明。
日本の伝統色を基にした約180種類の「道明の色」とも呼べる
色彩の糸と、数十種類に及ぶ組み方の組み合わせで
バリエーション豊かな組紐の作品を展開している。
絹100%(金属糸使用)
長さ145cm(房含まず) 巾約0.7cm
日本製手組み 切り房
◆季節 通年
◆年代 問いません
◆TPO 結婚式、式典、会食、パーティ、観劇、顔見世、芸術鑑賞など
◆着物 訪問着、付下げ、色無地
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