商品番号:1513491
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【 仕入れ担当 更屋より 】
琉球の織の歴史…
500年の伝統を守りながら、その伝統に甘んじることなく研磨され、
次世代へと伝えられるその技とこころ。
大島でも結城でも出せないこのほっこり感…
今では本場結城紬よりも手に入れることが難しいとされる
久米島紬のご紹介でございます。
織りのお着物ファンの方に…憧れの一品。
代表的な琉球文様のひとつ、碁盤の目を表す『グバンノミ』の一枚です!
証紙もきっちり残った美品を、どうぞご覧下さいませ。
【 お色柄 】
泥染めならではの深みのある漆黒の地に、
久米島では昔から定番の碁盤の目(グバンノミ)の模様が織り出された意匠。
細かな赤茶色の絣模様が優しい洒落味をかもしだしており
色彩が響き合う、巧妙なお洒落着…
飽きがこず、ご年齢も問わないお柄ゆき。
きりりとした感性が、しっかりと肌奥に伝わります。
織り手さんが心を込めて織り上げた最高の織物です。
【 商品の状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
洗いに出されたと見られるしつけ糸がついており、
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 久米島紬について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1975年2月17日指定)
沖縄県無形文化財指定(1977年)
製作技術が重要無形文化財に指定(2004年)
久米島紬保持団体が重要無形文化財保持団体に認定
その技術が琉球王国時代以来の伝統を保つ、
製法は手作業による織物。14世紀末頃、久米島の
「堂の比屋(堂集落の長)」が明に渡り、養蚕の
技術などを学んだ事が始まりとされる。
糸は真綿からひいた手紡ぎの糸、染料は島内で採れる
主に車輪梅(ティカチ)、サルトリイバラ(グール)、
泥(媒染)、ナカハラクロキ(グルボー)、フクギ、
ヤマモモ、オオハマボウ(ユウナ)。
製織は手投杼を用いた手織である。
久米島紬の色の系統は以下
・黒褐色、茶系:グール(サルトリイバラ)とテイカチ(車輪梅)、泥
・青灰色、白灰系:ユウナ(オオハマボウ)を燃やした灰
・青丹、薄鶸系:ウージ(サトウキビ)
・濃青色、濃紺系:琉球藍
の彩りが最も多く、稀な彩りとしてはヤマモモとクルボー
(ナカハラクロキ)を用いた黄色系、媒染液によっては
ミョウバン媒染の赤味をおびた深みの黄色、泥による
鉄媒染の鶯色があり、近年は上記の他に椎の木、月橘、
月桃の植物染料を用いたもの、鉱業が盛んだった久米島の、
多彩な土を使っての新しい染色方法である千枚岩
(せんまいがん:フィライト)を用いた大地染などがある。
表裏:絹100%(縫製:手縫い)
◆八掛の色:青朽葉色
身丈(背より) | 162.5cm (適応身長167.5cm~157.5cm) (4尺2寸9分) |
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裄丈 | 66.5cm(1尺7寸6分) |
袖巾 | 33.5cm(0尺8寸8分) |
袖丈 | 49cm(1尺2寸9分) |
前巾 | 23cm(6寸1分) |
後巾 | 30.5cm(8寸1分) |
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 芸術鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど
◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯、半巾帯など
※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。
※仕立てあがった状態で保管されておりますので、たたみシワなどがあることがございます。この点をご了解くださいませ。
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