商品番号:1512530
(税込)
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【 仕入れ担当 岡田より 】
着物通のうなる逸品。
しなやかな織り味、櫛織の味わい深さが魅力のひと品を仕入れてまいりました。
その圧巻の美匠もさることながら、
おすすめしたいのが触れるとわかるこの軽さ。
西陣織の始祖。
限られた場所で限られた方にだけ販売される最高級品。
どうかこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
しなやかな櫛織の帯地。
オフホワイトや臙脂、柳茶色、紫鼠色などで暈し市松が織りなされました。
マットな輝きの箔糸が織り込まされて…
この存在感とこの風格…
しっかりとした織り味ながら手に取るとしなやかに軽い仕上がりなど、
見事なまでに、上質な帯の条件をすべて兼ね備えております。
帯地における櫛織の始まりは、
八代将軍・徳川吉宗が、紋屋井関に誂えさせたことによります。
経糸を波うたせ、そこにからまる細やかに裁断された箔糸。
どっしりとした重厚感がありつつもしなやかで軽く、
抜群の締め心地の良さを感じさせてくれます。
まず他の西陣帯には見られない特別な織りあじ、
それこそが「御寮織」なのだと、お伝えしたく思います。
常に最高級のものを求められる方には、きっとご納得いただけましょう。
存在感あふれる典雅な格式に、箔の侘びがさらなる趣味性を感じさせてくれます。
素材を吟味し、けして妥協せず、延々と受け継がれる織技術で丁寧に作り上げられた帯。
紋屋井関の袋帯は、帯としては逸品中の逸品で、室町界隈でもほとんど流通いたしません。
銀座の一流の呉服店でしか通常お取り扱いのないお品ですが、ご縁があって特別にこの場でご紹介させていただくことができました。
代々と受け継いでゆける、いえ受け継いでゆくべき至高のひと品。
自信と責任をもっておすすめいたします。
末永く、大切にご愛用いただけましたら幸いです。
【 紋屋井関について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.1318※
※1953年の西陣織の証紙制度登録参加時点では
証紙番号はNo.1。当時の登録名は「井関」。
(当時の組合加盟社の中の38社が証紙登録開始)
番号は、当時参加した織屋の名前・いろは順で
決定されていた。
室町時代から500年以上続く日本の中で一番古い
歴史を持つ機屋。
四代昌庵が岡本尊行に紋織技術を伝授し、
西陣織が始まったとされることより、
「西陣織の始祖」「紋織の祖」とも呼ばれる。
現在は十九代当主。
1555年(元治元年)初代井関宗麟が日本で初めて
空引機を考案し、高級な紋織物国産化を完成させた。
公家や将軍・大名たちの装束を織る「御寮織物司」として、
宮廷文化を彩る逸品を織り続けた井関家には
「桐竹鳳凰麒麟文」を筆頭におびただしいほどの
古代裂が残されており、今日のものづくりの
礎となっている。
また、素材として絹糸は「宮糸」と呼ばれ、禁裏装束のみに
用いられた幻の糸(現在の14中生糸、極細で特に光沢性と
弾力性に優れている)を使用、金糸・箔はすべて本金・
本プラチナ・本焼銀を使用している。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%(金属糸風繊維以外)
長さ約4.45m
耳の縫製:かがり縫い
全通柄
◆最適な着用時期 袷・単衣 <盛夏以外(6月末~9月上旬以外)>
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 式典、お付き添い、パーティー、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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