複雑な織の美。
シンプルながら奥深い印象を受けるこのデザイン！
織りのふるさと山形・米沢より、上質な絹に和紙を織り合わせて創作された
八寸名古屋帯をご紹介いたします。
【仕入れ担当 吉岡より】
ザックリとして軽やかな織の風合いと、
シンプルで着回しの効くデザインに惹かれて、仕入れて参りました！
絹に和紙糸を織り交ぜて、
糸の太細による自然味溢れる穏やかな地色の工芸帯は
重宝間違いなしのカジュアル帯に仕上がっております。
織のお着物にはもちろんのこと、
小紋などのやわらかものにも素敵にお締めいただけます。
どうぞお見逃し無く！
【色・柄】
経糸に絹糸、緯糸に和紙を使用した織組織で、
横段の構図で柄を成した一条です。
お色は穏やかな薄香色を基調として
薄茶色や孔雀青色、黄緑色、深緑色などを込めて
霞横段模様を織り成しました。
和紙糸を用いておりますので、大変軽くしなやか。
その組織の立体感がシンプルな表情に変化をつけて。
お着物にも合わせやすい一条。
なんとも趣きのある印象的な地風。
シンプルに素材感と創作力の高さを感じる仕上がりでございます。
大変お締めいただきやすい帯地ですので、存分に重宝いただけることでしょう。
【商品の状態】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召し頂ける状態でございます。
【 米沢紬（米沢織）について 】
国内最北の織物産地である山形県の米沢市を
中心とした地域で生産されている紬織物の総称。
通常一産地に一つの布と言われるが、米沢織には
長井紬、置賜紬、紅花紬などの複数の紬織物がある。
1601年（慶長六年）藩主上杉景勝の側近だった
直江兼続が藩の収益拡大を図るため、織物の素材となる
青苧（あおそ）や絹を生む蚕の餌となる桑、染料となる
紅花などの栽培を奨励した事に端を発す。
江戸後期の九代藩主・上杉鷹山が養蚕業を奨励、
本場・京都から織物師を招き研究開発を行った事で
織物産業が飛躍的に発展。
この時期に紅花や藍、紫根などの植物染料で
糸を染めてから織る先染めの技術が確立された。
現在は若い世代の作り手がその技術を引き継ぎ、
約30社あまりのメーカーが切磋琢磨しながら、
それぞれ異なるものづくりに励んでいる。
経糸：絹100％ 緯糸：和紙糸100％
長さ約3.65m（お仕立て上がり）
全通柄
◆最適な着用時期 オールシーズン
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 街着、ランチ、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせる着物 小紋、織のお着物
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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