商品番号:1503387
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
王家のための高貴な衣、首里花織。
厳密な計算によって考えられる図案の美しさもさることながら、
複雑な花綜絖を完全に自分のものとしなければ絶対に成しえない手技の確かさ…
証紙や折り込み等はございませんが一瞬で心捉える、印象的な彩り…
ハイセンスなその表情をぜひともお手元でご覧いただきたく思います。
目利きの方はどうぞお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
しなやかな織味の帯地。
濃紺、深緑、青朽葉色などで縞模様に織り上げた帯地には
カラフルな色糸の花織で円状の幾何学的なデザインをあらわしました。
立体感のある織と品ある風合いは、みつめるほどに深みを増してゆくようです。
多色を用いたあまりないデザインの一品は
周囲とは差のつくこだわりと個性が光る帯姿を叶えてくれることでしょう。
心を込めて、お届けさせていただきます。
存分にご堪能くださいませ。
【 状態について 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 首里花織について 】
15世紀頃から琉球王府の首都として栄えた首里。
そこでは、高貴な人々の衣装として、美麗な織物が数々織られてまいりました。
現在はそれを総称して「首里織」と呼んでおりますが、その技法の種類は豊富で、デザインも実に多彩なものでございます。
首里花倉織、首里花織、首里道屯織、首里絣、花織手巾、煮綛芭蕉布、ミンサー…
これだけ多くの種類が存在する、首里王朝の華麗なる織物の世界。
かつての王府下で発展した、美しい織物たち。
洗練された高い水準であることに間違いはございません。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.7m
お太鼓柄
※開き仕立て(裏地なし)
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン お出かけ、芸術鑑賞、趣味のお集まり、お食事など
◆合わせるお着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
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