商品番号:1500715
(税込)
【 仕入れ担当 中村より 】
さらりとシンプルに織り出された意匠の美。
穏やかな地色に細やかな織りを施した、趣味性豊かな一条。
しなやかな仕上がりは、お締めいただく方の負担にもならず、快適です。
西陣織元より、 その地を紹巴織にて織り描いた趣深いひと品。
【 お色柄 】
その織り味は、緻密で繊細。
落ち着いた苗色を基調にして、紹巴織にて松皮菱の文様を織り上げました。
調和する色彩の糸づかいが、上品かつ味わい深い仕上がりとなっております。
伝統を大切にしつつ、現代の感性をも合わせた一条です。
そのしっかりとした織上がりを是非お手元でご覧いただきたく存じます。
訪問着、付下げ、色無地、小紋などのお着物と合わせて、こだわりある和姿をご堪能下さいませ。
【 博多織について 】
博多織と西陣織の大きな違いは、
西陣は緯糸で柄を出すのに対して、博多は経糸で柄を出すこと。
それによって締める方向にかかる力が伝わりやすく、
締めやすく、緩みにくいのが特徴です。
【 紹巴(しょうは)織について 】
地をつくる経糸と柄をあやなす経糸の二重経で織り上げられる紹巴織。
その組織の裂(きれ)をあの千利休の弟子、里村紹巴が愛用したことからこの名前がつけられました。
紹巴織は緯糸が経糸を包み、緯糸によってのみ柄行があらわされる織り方を特徴としています。そのしなやかな風合いは締めてしっかりとゆるみにくく、かつ軽やかで長時間締めても疲れないというもので、作品としての格のみならず、実用品としても素晴らしい特徴をもっております。
【 橋本テル織物について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.602
創業1900年頃(明治中期)
西陣の織元。
「伝統を経糸に 想像を緯糸に」をモットーに
唐織や紹巴、佐賀錦をはじめ夏物などの帯を製織。
着物の企画製作も行っている。
【 沿革 】
1900年頃 初代・橋本初三郎が西陣で帯手機業を創業
1952年 二代・橋本昭雄独立創業。
家業を継ぐ。
1973年 株式会社橋本テル織物法人設立
1998年 三代・橋本博之社長就任
2023年 四代・橋本鴻太朗社長就任
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100%
長さ約4.35m(仕立て上がり時)
耳の縫製:かがり縫い
おすすめの帯芯:綿芯
六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お茶席、付き添いなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地など
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