商品番号:1498404
(税込)
【仕入れ担当竹中より】
正倉院御物から組紐の組織を研究し、その組巾を帯巾まで広げることに成功した、
組帯の第一人者伊豆蔵明彦氏率いるひなや工房が創り出したお洒落な袋帯です。
名門のハイグレードの逸品手組織袋帯をどうぞこの機会にお値打ちにご検討くださいませ。
【商品の状態】
リサイクル仕立て上がり品として
仕入れましたが 締め跡もめだたず美品として
お届けできます
【お色柄】
今回ご紹介させていただきますのは、
奈良・正倉院収蔵のいにしえの宝物から
インスピレーションを受けてつくられた高麗と呼ばれるものです。
交差しあう動きのある模様を作り出しています。
ベージュ金をベースにその濃淡や茶 金糸などが絡み合い
斜め方向におだやかな
グラデーションを感じさせる仕上がり。
そしてお太鼓には縦糸の自由な動きにより
亀甲紋がうかびあがります
どなたが見ても一目で良きものとおわかりいただける秀作の組織美で、
一味違った味わい深い後姿をご堪能くださいませ。
組帯は、一見洒落帯の印象をうけますが、
伊豆蔵明彦氏によれば古来より天皇家をはじめ身分の高い方々の装飾品や細帯などのみに使われ、
フォーマルとしても締めていただけるとのことです。
そこまでは、という方でしたら、お洒落訪問着や付下げ、
飛び柄の小紋などとのコーディネートでお楽しみいただけることでしょう。
現在 帯は織られていないため
年々希少なお品になっています
お好みがあいましたら
どうかお見逃しなくお願いいたします。
【 ひなや工房について 】
自然染織家・伊豆蔵明彦が主宰
くむ・あむ・おるをコンセプトに掲げ、
飛鳥・奈良時代にシルクロードより
隋・唐を経て伝わった唐組の技法を
伊豆蔵明彦が20年もの歳月をかけ研究、
現代に復刻生み出された「和唐組」を
ベースにした着物や帯を製作していた。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹100% 金銀糸のぞく
長さ約4.43m(お仕立て上がり時)
ひなや謹製
全通柄
◆最適な着用時期 袷(10月~翌年5月)
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、付き添い、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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