商品番号:1489610
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【仕入れ担当 中村より】
龍村平蔵製の逸品中の逸品!
これぞ真骨頂といわんばかりの風格…
作品集『龍村平蔵「時」を織る。』にも掲載がある、平蔵製屈指の作品をご紹介致します。
是非にとお手元でご覧ください。
【お色柄】
しっかりと打ち込みのなされた深い黒色の錦地。
見事に織りで表現された『玉の彩羽錦』と銘打たれた意匠。
凛と…存在感豊かに。
染物のようなお色の移り変わりで織り上げられた箔糸の優美な発色。
平蔵製ならではの色使いにこの重厚感。
美しく、見ているだけで吸い込まれそうになるほど…
華やかかつ洗練された雰囲気に仕上げました。
龍村独特の色使いと
大胆な意匠の根源を垣間見ることができることと存じます。
【状態について】
中古品として仕入れて参りました。
うっすら締め跡がございますが良好です。
【 初代・龍村平蔵(号・光波)について 】
染織工芸作家
伝統的な西陣にあって、常に斬新な発想と
革新的な技法の習得により新境地を切り開いた名匠。
奈良県の正倉院に収蔵されている正倉院裂の
復元の第一人者。
生涯で70種もの日本の宝物の復元に成功した。
【 経歴 】
1876年に大阪の両替屋の豪商の家に生まれる。
16歳のときに祖父が死去し、それを機に家業を継ぐ。
1894年には18歳で織元として独立、その後1906年に
京都で龍村織物製織所を設立。
当初は販売に従事していたが、徐々に織物の技術に
興味を持ち、研究を開始。
研究の結果、帯に奥行きと彩りを与えた
高浪織(たかなみおり)や、意匠に立体感を出すため
糸に凹凸を持たせる纐纈織(こうけちおり)などの
数々の技術を生み出し特許を取得。
後、苦心して開発した織技法が次々と同業者に
模倣された事で古代裂の復元研究に没頭。
「どんな複雑な組織の織物も、経糸と緯糸によって
構成された、理屈で割り切れる偶数の世界」ととらえ、
「美」という3つ目の要素を加える事で織物を芸術という
高みに押し上げた。
1956年には染織工芸界の新たな可能性を切り開いた
数々の業績に対し、80歳にして日本芸術恩賜賞を受賞。
1962年 没、享年86歳。
龍村平蔵の子息は
謙・晋・徳・元の4人
このうち謙が二代龍村平蔵(号・光翔)、
元が三代目平蔵(龍村美術織物経営)。
現在は龍村旻が龍村美術織物を経営、
2006年4月に四代目龍村平蔵を襲名
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.25m
本袋縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齡は問いません
◆着用シーン パーティー、レセプション、芸術鑑賞、お食事会、趣味のお集まりなど
◆あわせる着物 訪問着、付下げ、色無地
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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