商品番号:1488132
(税込)
【 仕入れ担当 岡田より 】
極上の「首里の織物」
うちなーんちゅのおおらかな心までもが込められているように…
自然と心惹かれる、素敵な九寸帯をご紹介いたします。
一反一反に熱意と愛情を注ぎ込んで生み出されるおひとつ。
どうぞこの機会をお見逃しなくお願いいたします。
【 お色柄 】
手触りさらり、しなやかに織り上げられた帯地。
地は優しい白茶色を基調に、濃淡の色彩で間道が込められました。
そこへそっと込められた花織の数々。
ふっくらと立体的な花が咲いております。
丁寧に制作されたことがひと目でわかる作品です。
経糸か緯糸、あるいはその両方を部分的に浮かせて、小さな四角い点を花のように織り込んでゆく花織の技法。
一見刺繍かとみまごうほどの立体的な文様美。
規則正しく並び、丹精込めて織り上げた織り手さんの心を、ふんわりとやさしく伝えてくれます。
数ある花織の中でも、最も優美かつ洗練されているのが首里花織。
伝統的で骨太な読谷山に、進取の気性に富んだ南風原、彩りの美しさや織りの細かさを特長とする与那国…
それぞれにそれぞれの良さがございますが、実際的なご着用を考えてのお品でしたらやはり現代に通じるハイセンスをもった首里花織が一番です。
海を渡り伝来した世界の文化が、琉球特有の美意識や風土と溶け合い、日本の新しい伝統として実を結ぶ…
壮大な歴史を背景に感じさせてくれる美しき織物です。
大切にしていただける方にとの願いを込めて。
どうぞよろしくお願いいたします。
【 商品の状態 】
着用済のお品として仕入れてまいりましたが、
僅かに締め跡、たたみジワがある程度で、すぐにお使いいただける状態でございます!
お手元で現品をご確認の上、存分にご活用くださいませ。
【 首里織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品指定(1983年4月27日指定)
「首里の織物」として沖縄県の重要無形文化財にも
指定を受けている。
※1998年に重要無形文化財に指定されたが、
2022年3月に保持者・宮平初子の死去により
指定が解除、2023年に改めて再指定された
琉球王国の城下町として栄えた首里の地で
織り継がれてきた絣織物と紋織物の総称。
分業せずに全工程を手作業で一貫して生産する
少量多品種の形態を取っている。
首里花織(ハナウイ)・道屯(ロートン)織、
花倉織、ムルドゥッチリ、手縞(てじま)、
煮綛(ニーガシ)芭蕉、花織手巾(ティサジ)
がある。
特に花倉織と道屯織は、首里王府の城下町として
栄えた首里のみで織られる王族や貴族専用の織物で、
花倉織は先染め紋織物、黄地、水地、紺地などの
無地や濃淡の配色が主流。
道屯織は琉球王朝時代には男性衣として用いられたが、
現在では着尺帯や小物類に使用されている。
絹100%
長さ約3.7m
お柄付け:六通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事会、街着、カジュアルパーティー、ランチなど
◆あわせる着物 色無地、小紋、織のお着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワがついております。この点をご了解くださいませ。
この商品を見た人はこんな商品も見ています