商品番号:1484769
(税込)
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【 仕入れ担当 田渕より 】
万葉集にもその名が出るほど歴史は古い、極上の紫。
ひと目に印象的なその面持ち…
吸い込まれるような絞り染の世界…
独特の感性を感じさせる一条は、
印象派の女性にこそ着こなしていただきたい上質なもの。
大変希少な紫根染めの名古屋帯をご紹介致します。
きもの市場でのご紹介も、なかなか機会がございません。
全国のお着物が集まる室町を毎日かけまわっておりましても、
お目にかかる機会すらなかなかないレアなお品です。
どうぞこの機会をお見逃しなきようお願いいたします。
【 お色柄 】
ナチュラルで、温かみ、深みのある自然のお色。
深い紫を基調として、お柄には輪繋ぎ模様が一面に染め上げられております。
手作業ならではの靄のような濃淡、少しのゆらぎ。
手絞りによる微妙なかすれや濃淡も、紫根の染のお色の魅力を
更に深いものとする仕上がりとなっております。
年を経るごとに一段と味わい増す…
まさに、「共に成長する布」とも言えるおひとつです。
【 商品の状態 】
中古品として仕入れて参りましたが良好です。
お手元に届いてすぐにお召しいただける状態でございます。
【 紫根染について 】
天平時代の「古代紫」、平安時代の「京紫」、江戸時代の「江戸紫」。
これらの染料として用いられていたのが、「紫草」の根でした。
かつては日本各地の野山に自生し、大切に栽培されてきた紫草。
江戸時代末期を最後に、現在は日本の絶滅危惧植物50種の中に入れられるほど、
数を減らしています。植物園などで栽培されていることはございますが、
自然の中で目にすることは不可能、≪幻の草≫と言われております。
また紫草は、染料に用いられるほか、外傷の薬としても使われていました。
時代劇でお殿様が病気のときにする鉢巻も紫根染めであり、
決して迷信ではなく、紫根の色素は昇華性を持っているため、
染め上がった後も数年間は外に飛び出してくるのだそうです。
(頭痛・胃腸病・皮膚病にも良いとされ、現在は化粧品にも用いられます。)
絹100%
長さ約3.6m
全通柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お出かけ、カジュアルパーティーなど
◆あわせる着物 小紋、織の着物など
※仕立て上がった状態で保管されておりましたので、折りたたみシワが付いております。この点をご了解くださいませ。
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