商品番号:1378223
(税込)
【 仕入れ担当 田渕より 】
草木の美しいお色、伝統的な佐賀錦、高貴な唐織、
それらを形にする類まれなる職人の技…
博多の名門・小森草木染工房より、
芸術・美・伝統の全てが一条に結集された高級佐賀錦袋帯のご紹介でざいます。
今やこれほどの作品は滅多と見かけることがなくなりました。
未仕立て品でのご紹介はまずございません。
お目に留まりましたら是非ともお見逃しなく!
【 お色柄 】
腕にかけると、吸い付くようにくったりと寄り添うしなやかな風合い。
糸の密度の高さを思わせる、キュッとコシのある地風。
お持ちいただければすぐに分かる上質さで、
ずっと触れていたくなるようなその心地よい帯地は、
明らかに他とは一線を画する仕上がりです。
箔糸の煌めきが垣間見える、紗綾型の地紋を浮かべた白茶色の地。
意匠には葡萄鼠色や榛色、柿渋色 柳色 柳鼠色などの優彩を用いて
寿字の意匠を織なしました。
やわらかで軽い風合いの仕上りは、熟練の匠の成し得る逸品の風格を漂わせています。
博多には裏地屋さんがございません。
裏生地も表地と同様、博多織にて織り上げられることとなり、
そのため、安価に出回ることがないのです。
ですがその分締め心地の良さも格段に上がり、
締めやすくシワになりにくいという利点も。
そういった点も、お着物好きの方から愛される所以でございましょう。
この品質を、画面上で100%お伝えすることはやはり難しく、
ぜひともお手元でご覧いただきたく思います!!
ご満足いただけることと自信を持ってお勧めいたします。
どうぞお見逃し無く、お手元で存分にご愛用くださいませ。
【 佐賀錦について 】
佐賀錦は肥前鹿島の鍋島家で発案され
これを基に博多の織匠が改良を重ね、
金銀の特性箔紙を経として緯に絹糸を通し
綾組織で織り上げた独自の風合いの帯です。
【 小森久について 】
博多織の染織作家
小森草木染工房主宰
1928年 筑前秋月(福岡県甘木市)生まれ
父親がもともと博多織職人で久も父親と同じ道を歩む。
博多織職人として働いていたが、戦後着物織りの
需要がなくなり、一時は木炭を焼く仕事で生計を
立てていた。
その木炭制作の合間に感じた自然への思いを切欠に、
山などに自生する材料を用いた染色の研究を開始。
その後60年以上、自然由来の材料で生地を染める
草木染の研究と創作活動にその生涯を捧げる。
後に「本・草木染」と名付けられた技術は、
1975年に地元である甘木市の無形文化財に指定され、
全国各地の織物品評会でも数々の大賞を受賞した。
小森久の「本・草木染」で使用される植物は、
一般的な草木染でも用いられる藍・茜・山桜をはじめ、
その種類は160種類にのぼる。
【 博多織について 】
経済大臣指定伝統的工芸品(1976年6月14日指定)
鎌倉時代、中国(南宋)へ渡った商人の
満田弥三右衛門が考案し、その子孫が改良工夫して
博多に広めたとされる。
博多織による帯を筑前黒田藩の初代藩主・黒田長政が
江戸時代に幕府に献上したことで広く認知された。
これによりその図柄には献上柄と名がついた。
現在の博多織の献上柄には厄除け、子孫繁栄、
家内安全の願いが込められている。
1本の帯を作るのに7000~15000本もの経糸を使うため
柔らかくてコシのある地風である。
糸の密度が高いので締める時にキュッキュッという
「絹鳴り」と呼ばれる独特の音色がする。
絹100%(金属糸風繊維除く)
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
おすすめの帯芯:綿芯「松」
耳の縫製:かがり縫い
お太鼓柄
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式、式典、パーティー、音楽鑑賞、観劇、お食事会など
◆あわせる着物 色留袖、訪問着、付下げ、色無地など
この商品を見た人はこんな商品も見ています