商品番号:1248920
(税込)
思わずため息が溢れるような、唐織の豊かな表情。
美しい色彩…
能装束唐織の大御所、【山城機業店】。
他とは明らかに一線を画する気品を漂わせて…
こだわりのフォーマル袋帯をお探しの方必見です。
逸品西陣唐織袋帯をご紹介いたします。
能装束は、能楽を庇護した公家や武家・僧侶など、
上流貴族の人々からの拝領品をもとにつくられたものでした。
当然のことながら、それらは贅を尽くした当時の一級品であり、
その中から、さらに優れたものが選ばれたのです。
今日のような着装の形式化は、
能が徳川幕府の式楽に制定されて以後のことで、
役柄によって、装束にいくつかの種別化がなされました。
三番鬘物(かずらもの)の女役が表着に着用する衣装が、唐織。
そして、これこそが能装束の中でも、最も華麗なものだったのです。
しなやかに織り上げられた墨色の帯地。
一面を埋め尽くすふっくりと富貴なぬき糸使いにて…
高尚な異御割付文が織りあらわされました。
規則正しい連続文様は、悠久不変の古典美の世界を感じさせて、
藁・藤・生成・花田・赤茶・松葉など、
その彩りは大変豊で見ているだけで吸い込まれてしまうほど…。
本物だけがもつ存在感が、明らかに他とは異なる仕上がりです。
伝統的な意匠でありながら、卓越した表現力。
唐織の富貴なぬき糸はこんもりと優しく。
本物だけがもつ存在感。
「能の幽玄美」という価値追求の中で生まれたものが、能装束唐織。
応仁の乱以来、織技の面から支えてきた西陣の伝統を忠実に踏襲し、
帯という形に創作し、結実したものが、こちらのお品でございます。
彩り豊かで極上の質感。
重厚かつリズミカル。
能装束唐織の軽くしなやかな織り味を、ぜひお手元にてご確認くださいませ。
留袖から訪問着、色無地などとのコーディネートに。
お値打ちに出回っている唐織のお品とは、その出来栄えが全く異なります。
本物をお探しの方に!
どうぞこの機会をお見逃しのないようにお願いいたします。
【 山城機業店について 】
西陣織工業組合所属
西陣織工業組合証紙はNo.216
1918年(大正8年)創業
屋号:伊勢屋孝兵衛
西陣でもとりわけ唐織の技術で定評のある機屋。
大戦中に企業整備令により廃業、戦後9代目が
帯地製造を再開した。
1952年に株式会社に改組。
1997年に10代目に代替わりし現代に至る。
【 西陣織について 】
経済産業大臣指定伝統的工芸品(1976年2月26日指定)
多品種少量生産が特徴の京都(西陣)で
生産される先染の紋織物の総称。
起源は5〜6世紀にかけて豪族の秦氏が
行っていた養蚕と織物とされ、応仁の乱を期に
大きく発展した。
18世紀初頭の元禄~享保年間に
最盛期を迎えたが、享保15年(1730年)の
大火により職人が離散し大きく衰退。
明治期になりフランスのリヨンよりジャカード織機を
導入した事でこれまで使用されてきた空引機
(高機)では出来なかった幾多の織物が
産み出され量産が可能となった。
織機はおもに綴機、手機、力織機の3種類で
企画・図案から意匠紋紙、糸染、整経、綜絖、
金銀糸、絣加工等多くの工程があり、これらの
一つひとつの工程で熟練した技術者が丹念に
作業を行っている。
西陣織には手の爪をノコギリの歯のように
ギザギザに削って図柄を見ながら織り上げる
「爪掻本綴織」、「経錦(たてにしき)」、
「緯錦(ぬきにしき)」、「緞子(どんす)」、
「朱珍(しゅちん)」、「紹巴(しょうは)」
「風通(ふうつう)」、「綟り織(もじりおり)」、
「本しぼ織」、「ビロード」、「絣織」、「紬」など、
国に指定されているだけでも12種類の品種がある。
「西陣」および「西陣織」は西陣織工業組合の登録商標である。
絹93%・指定外繊維(和紙)、ポリエステル7%
長さ約4.35m(お仕立て上がり時)
西陣織工業組合証紙No.216 山城機業店謹製
柄付け:六通柄
耳の縫製:袋縫い
おすすめの帯芯:綿芯「都」
◆最適な着用時期 10月~翌年5月の袷頃
◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません
◆着用シーン 結婚式・披露宴へのご参列、式典、初釜、パーティー、ご挨拶、
ご入卒・七五三のお付き添い、音楽鑑賞、観劇など
◆あわせるお着物 留袖、訪問着、付下げ、色無地など
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