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タイシルク×日本の技。新しい風合いを着るMade in Thailand 「きものと編集部のおすすめ」vol.9

タイシルク×日本の技。新しい風合いを着るMade in Thailand 「きものと編集部のおすすめ」vol.9

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タイは歴史ある伝統織物大国。地域ごとの高品質な工芸品が豊富な土地です。そんなタイの伝統を継承して楽しむ「タイ王国きものプロジェクト」、コレクションの発表パーティが開催されました。

2026.01.07

着物でおでかけ

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表情豊かな光と色彩。歴史ある伝統織物大国・タイの手仕事

タイと聞くと、華麗な王宮や仏像、寺院、太陽の輝くビーチを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実はタイは、高品質な布地産業が長く受け継がれている、歴史ある伝統織物大国。地域ごとに根差した工芸品が豊富な土地なのです。

そんなタイの伝統を継承してファッションに取り込んで楽しむ「タイ王国きものプロジェクト」がスタート。コレクションの発表パーティが開催されました。

これは目新しいアイテムと出会える予感。きものと編集部がひと足早く、その魅力をキャッチしに参加しました。

タイシルク

提供/近江屋株式会社

なかでもタイシルクは独特の光沢が大きな特徴。タイの蚕が吐き出す糸は太く、生まれる風合いやしっかりした光の出方が表情豊かです。

また、手仕事だからこそ生まれる不均一な光の反射と品質の高さ、タイらしい鮮やかな色彩によりクラフト感と味わいが魅力的です。

シルクが繋ぐ架け橋。タイ王国と日本、異色のコラボ

高品質なタイシルクは、もちろん着物や和装小物にも相性は抜群。そこで、タイ王国と京都の呉服商社である近江屋株式会社の共同で推進することになったのがこのプロジェクトでした。

発表会では、

「タイの手仕事と日本の着物文化を融合させ、新たな作品を創造することを目的としています。完成した着物は単なる衣服ではなく、両国の友好関係と文化交流の深化を象徴するものになるでしょう」

と紹介されました。

いつもの着姿に、タイの織物が新たなエッセンスを添える

今回、初となるコレクションで展開するコラボレーションは大きく2種あります。

「手織りプロジェクト」
日本にはないメイド・イン・タイのアイテムを展開

タイシルクを使用した紫の反物

タイ東北部ナコンパノム県で織られたシルク100%の手織りのきもの。独特のやわらかい手触りが特徴
提供/近江屋株式会社

原料、染め、織りの全工程をタイ国内で行う手作りの商品をラインナップします。採用されたのは、歴史的にも重要な2つの地域で作られる織物です。

ひとつは、サコンナコーン県ドンコイ地区の藍染め。草木染めの手織りコットンかすりです。博多織のような縦糸で柄を立体的に出す手法の織物。

また、ナコンパノム県ナワ地区の、養蚕から一貫生産した手織り生地や、プータイ族の伝統技術による立体的な半幅帯などを取り揃えます。どれも昔から織物の技術が確かな地域で、現在も人々の身近な存在として受け継がれています。

アントーン県の竹細工技術を活かした手編みバッグなど、タイの趣あふれるアイテムにも注目です。

1点1点手作りのタイの籠バッグ

いつものコーディネートにタイの一点ものを投入して新鮮に
提供/近江屋株式会社

「タイゴールデンシルクプロジェクト」
黄金の糸×丹後ちりめん・西陣織。両国の至宝がひとつに

もうひとつのコラボレーションは、日本の伝統技術とタイの糸を掛け合わせた商品展開です。

日本の着物に関わる伝統技術の代表格である、丹後ちりめん。タイのゴールデンシルクを横糸に使用して丹後ちりめんを織り上げます。

タイシルクを使用した、丹後ちりめんの反物

タイで有名な花である、クイーン・シリキット・ローズがデザインのインスピレーション
提供/近江屋株式会社

また、京都西陣織ともコラボレーション。ゴールデンシルクを用いて九寸名古屋帯を制作しました。柄はバンチェン遺跡の土器文様をデザイン化したもの。

タイシルクを使用した、西陣織の名古屋帯

いつもの着物にピリッとスパイスの効いたコーディネートができそう
提供/近江屋株式会社

「タイのきもの」を着て楽しもう!今後の展開に注目

2026年春には「タイのきもので里帰り」をテーマに着物パーティを開催予定。一般のお客様ももちろん歓迎の場です。

今回の発表会もフードのおもてなしがある和やかな場でした。着物ユーザーとしては、着物を着て出かける機会もセットで提供してもらえるのは嬉しいですよね。

タイらしさのあるエスニックなフード

タイらしさのあるエスニックなフード

プロジェクトの根幹にあるのはシリワンナワリ王女が提唱している、「Pha Thai Sai Hai Sanuk パータイ・サイ・ハイ・サヌク(タイ布をもっと楽しく)」の理念。良いものを身につけ楽しむことに国境はありません。

プロジェクト発表会の集合写真

商品は500点ほどのバリエーションを想定しており、2026年から各百貨店や呉服店などで販売開始予定です。2026年、いつもの着姿に新しい風を吹き込んでくれるアイテムの展開、目が離せません。

パーティ概要
2026年5月頃(仮)
駐日タイ王国大使館にてきものパーティ開催予定

2025.07.04

エッセイ

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