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大好きな舞いで芸妓を目指す 祇園甲部・心葉さん 「令和の芸舞妓図鑑」vol.27

大好きな舞いで芸妓を目指す 祇園甲部・心葉さん 「令和の芸舞妓図鑑」vol.27

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花街でソムリエとして働く傍ら、芸舞妓さんの撮影をライフワークとする写真家・小見直人さん。きものと版「芸舞妓図鑑」では、小見さんならではの作品を通して、芸舞妓さんたちの素顔に迫ります。今回のゲストは、前回登場した夢千鶴さんと同日にデビューした心葉さんです。

2026.07.20

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心葉さん01

心葉ここは

 出身地:三重県
  屋形:祇園甲部・野村
見世出し:2026年2月21日
ひとこと:韓国が大好きで、推しはTWICEどす♡ お籠にはキーホルダーも付けてます(笑)。メンバーが出演しているドラマの影響もあって、セリフを聞き取りたいとおもて韓国語も勉強中どす。

心葉さん03
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ご本人コメント

きっかけは、母の「舞妓さん、どう?」という何気ない一言どした。母は着付け師で、お着物が日常着。うちも盆踊りや花火大会には浴衣を着せてもろてましたし、実家がうなぎ屋なのでお座敷にも馴染みがありました。2歳から始めたクラシックバレエでも、緊張しつつ何度も舞台に上がらせてもろた経験などから、町の雰囲気と井上流への憧れから祇園町を選びました。

豆千鶴まめちづさん姉さんは、ほんまにカッコいい!こうなりたいと思う理想像そのものどす。でも、屋形にいはるときはちゃんとうちらを見ててくれはる、“おかあさん”スイッチが入ってる感じどす。

うちもおしろい塗って、お着物を着ると、自然とスイッチが入る気がします。これまでのお着物とは違って、舞妓さんの衣裳は帯の位置が高くて、長い袖を振り回してしもたり、長い裾を上手に捌けへんかったり……大変どすけど、やっぱりええなぁ〜と思います。今日のお着物は白色どすけど、ピンク色が好きどす。だらりの帯には屋形の家紋である「抱き茗荷」が入ってるんどすけど、実は、うちの父と母も偶然、同じ家紋で!ご縁を感じてます。

同じ日にお見世出しした夢ちゃん(夢千鶴ゆめちづさん)とはいつも一緒で、お祝いごとがあるとお肉食べに行ったりしてます。おしとやかで、朗らかな笑顔が夢ちゃんの魅力どす。初めてお稽古で顔を合わせたときに、夢ちゃんからいきなり「何部やったん?」って訊かれて、お互い吹奏楽部やったことから一気に距離が縮まったんどす。

芸妓さんにはなりたいとおもてます。舞いが好きなので、「褒めてもらえるためにはもっと、褒めてもらえたからにはもっと」という気持ちで、気張りたいどす。

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心葉さん09

芸妓でもなく、「光貴」のママでもない、“屋形のおかあさん”としての豆千鶴さんに見守られて

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見世出し当日の装い。やや硬い表情に緊張と決意が垣間見える

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男衆さんの先導で屋形から姿を現した心葉さんと夢千鶴さん

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白地にグラデーションで描かれた青海波が涼やかな着物。連なる三重の半円で波を表現した吉祥文様には、静かな波のように平穏な暮らしが続くことへの願いが込められている

心葉さん07

流水に扇子柄のだらりの帯は、「4本お色違いで誂えて、ローテーションで着てもろてます」と豆千鶴さん。この日は、心葉さんが朱色、夢千鶴さんが黄色でリンクコーデに

撮影後記

前回の夢千鶴さんに続いて、心葉さんです。ふたり同時に撮影・インタビューだったので、「祇園小唄」を一緒に舞ってもらうなど、ツーショットもたくさん撮影できました。

心葉さんは、見た感じ、ホントに出立てさん?て思うくらい舞妓さんとして仕上がってますよね。物怖じしない雰囲気も、既に何年か舞妓さんしてたのかなってなるくらい。と、思ったんですけど、やっぱり撮影が始まったらすぐに年相応の出立ての舞妓さんらしく、めっちゃ緊張されてました(笑)。

お見世出しのときは、とにかくよく笑って、常にニコニコしてるなあって印象だったので、「都をどり」を経て経験値を上げてクールな感じになったのかなと思ってたら、全然違ったので笑ってしまいました。どうやら人見知りするタイプだったみたいで、撮影が進むにつれて表情も柔らかくなり、色々と話してくれるように。またいつの日か、この日の緊張感を酒のネタにしてお会いできればと思います。

初の写真集『京の花街宮川町 芸舞妓の美』、好評発売中!

2025年秋に淡交社から発売になったフォトブック。

芸舞妓の美しい姿を、花街や京都の四季折々の情景を織り込みながら紹介する。日頃から芸舞妓と親しみ、花街の日常を写し取っている小見さんだからこそ撮れる写真の数々は必見です。英文付きバイリンガル本で、巻末には千社札風しおり付き。

ロケーション協力/大本山東福寺塔頭 一華院

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