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行って来ました、春のお茶事! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.107

行って来ました、春のお茶事! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.107

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参加してわかったことは、お茶事は楽しい!ということと、そんなに難しいことではないということ。 もちろん作法はありますし、ある程度の知識は必要。だけれど、それがわかった上で、仲間たちと楽しみながら共有する時間は、何よりのご馳走でした。

昨年4月1日のコラムはこちら!

2024.04.01

エッセイ

単衣はいつから? 2024年版 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.82

行って来ました、春のお茶事!2

総合芸術を体感できる『お茶事』

お茶事とは正式な茶会のことで、懐石、濃茶、薄茶のおもてなしを受け、庭や茶室、道具など、その季節や趣向に合わせた総合芸術を体感できます。

そういうものがある、というのは知ってはいましたが、ふだんのお茶のお稽古と、たまに行く月釜などの大寄せの茶会の組み合わせだけを繰り返していましたので、「茶事なんて恐れ多い。茶道の上級者だけが行くもの」と思い込んでおりました。

ところが、ふとしたときに気付いてしまったのです。薄茶や濃茶の点前のお稽古は、お茶事の流れの中のひとつで、その中からの切り取りの稽古なのだと。

2025.12.01

エッセイ

初釜のきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.103

2025.07.06

エッセイ

お稽古事のきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.88

茶道仲間とお茶事を体験!

しかし、お茶事の本をいくら読んでもぴんとこない。これはいっそ、一度本物のお茶事を体験してしまおう!と思いつきました。

そのことを、茶道に詳しい仕事仲間の社長さんに話したところ、

「どうせなら炭屋旅館でやったらええんやないですか。僕が予約するし、僕も茶事やったら参加します」

と言ってくれました。

でもね、ご一緒してくださるのはいいけど、その席に誰か知らない人がいるのは気が引けます。なにせこちとら、茶道の入口に立ったまま右往左往している若輩者。上級者の方々に眉をひそめられてしまうのではないかと怯えてしまいます。

それなら、若輩者同士で人数を集めて、教えを請おうではないか、と仕事仲間や友人たちに声をかけたところ、

「炭屋旅館で食事できる機会なんてなかなかない!」
「お正客とお詰じゃないなら行く」

という感じで、あっという間に総勢9名になりました。これで貸切でお茶事をしてもらえます。

2025.09.29

エッセイ

誰かと、きもので出かける楽しみ 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.101

お茶事のドレスコードやルールは?

ドレスコードは「付下げか訪問着、色無地なら紋付のものを」です。わたしは縫いの一つ紋が入った、波柄の付下げを着ました。

2026.03.01

エッセイ

わたしを支える、波柄のきもの 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.106

大寄せなどの茶会でもめるのは席の順番です。

正客は席の一番高いところに座って、亭主とやり取りをする人、末客は「お詰」ともいい、茶会の流れがスムーズになるよう、いろいろな役割があります。みんな役目のない席につきたいんですよね。

お茶事の場合は、先に役割を決めてしまいます。今回はキーパーソンになってくれた社長さんに正客になってもらい、言い出しっぺの責任を取ってわたしがお詰になりました。

初のお茶事なのに初のお詰。前の夜は緊張で眠れず、何回も「もしも茶会のお詰をつとめることになったら。」(淡交社)という本を開いて、受験生の前夜みたいな時間を過ごしましたよ。当日は開き直るあたりも受験生っぽいですね。

2025.07.06

カルチャー

茶道のお稽古・お茶席で着る着物セレクト!選び方の3つのポイント

仲間たちとの時間は、何よりのご馳走

参加してわかったことは、お茶事は楽しい!ということと、そんなに難しいことではないということ。

もちろん作法はありますし、ある程度の知識は必要。だけれど、それがわかった上で、仲間たちと楽しみながら共有する時間は、何よりのご馳走でした。

建物、庭、部屋のしつらい、お道具など、その場所の空間のそこここに、わたしたち客側の幸せを願うおもてなしが、たっぷり注がれていました。

こういう場所での写真撮影は基本的にNGです。お茶事に参加した人と、「あのときの、あのお軸!」と会うたびに思い出して振り返れることが、何か秘密を共有したような気分にもなって、何よりのお土産になっています。

たっぷり4時間以上はかかりますし、お値段も数万円と高額です。ランチと思えば確かに高い。ですが、参加してみたら高いとは思いませんでした。むしろありがたいというか。実に幸せな時間でした。

いつか機会があったら、「きものとのお茶事」なんて企画もいいですね。ひとつ紋付の付下げを着て参加します!

2025.07.06

カルチャー

きもの好きの茶道はじめ

2025.07.06

カルチャー

茶筅師の手しごと

お茶事の主な流れ

以下はお茶事の主な流れです。

待合 待合という部屋に参加者が集合して、正客とお詰以外の席の順番を決める 

初入しょいり 庭を通って順番に茶室に入って、茶室に飾られた掛け軸を拝見する 

初座しょざ それぞれの席につく
 
初炭しょずみ 後でお茶を飲むときのお湯を沸かすために炭をくべてくれるお点前を拝見する 

懐石 お食事タイム!料理が出てくる順番や、それの作法もあるけど、まわりを見て真似したら大丈夫 

主菓子 デザートとして季節のお菓子が出てくる感じ 

中立なかだち お菓子だけを食べて、茶室を出て待合に戻る 

後入ごいり もう一度庭を通って茶室に入り、茶室に飾られたお花と花入れを拝見する 

濃茶 濃い抹茶をいただく。数人で同じ茶碗を使って回し飲みをすることもある
 
後炭ごずみ 炭を追加してくれるお点前を拝見する
 
薄茶 出されたお干菓子とともに、ふわふわに泡立てられたお抹茶をいただく
 
退席 待合に戻って、解散

ITEM

記事に登場するアイテム

【皇室献上作家 藤井寛】京友禅付下げ着尺「瑞雲扇子に春秋花紋」

【千切屋治兵衛京友禅付下げ 丹後ちりめん駒無地「色紙取四季花文」

【あらいそ謹製】西陣織名物裂古帛紗「日野間道 段よろけ」

【あらいそ謹製】西陣織名物裂楊枝入れ「花菱鳥文」

2025.07.07

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2025.12.02

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