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MOMIJI HUNT―紅葉をその身に纏って 「うきうきもの」vol.11

MOMIJI HUNT―紅葉をその身に纏って 「うきうきもの」vol.11

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着物姿の美人画で知られるイラストレーター・辻ヒロミさんが、月毎のテーマに基づいて新作を描き下ろす連載「うきうきもの」。季節のコーディネートで浮き立つ気持ちを愉しめるのも、残りあと2回となりました。11月は、日本の秋の美を象徴する「紅葉」に想いを寄せて。今年の紅葉狩りはぜひ、和服でおでかけください。

2025.10.05

エッセイ

Hello, Halloween―仮装気分で愉しむ、ハロウィンコーデ 「うきうきもの」vol.10

装いに映し出す、色どりのもみじたち

初夏の眩しい青楓から
秋には輝く黄色となり、
やがて深まる紅へ――。

外の気温がきゅうっと下がったら、
紅葉狩りへ出かけましょう。

装いは、本物のもみじが映えるよう控えめに。
逆にもみじが無い街中へ行く時は、
もみじを沢山纏って
私が野山となりましょう。

「MOMIJI HUNT」

紅葉の季節。

美しいもみじを求め、国内外から沢山の人が各名所を訪れます。そしてもみじ達は、毎年当然のことのように、綺麗に、一斉に、紅葉することを期待される。雨風に耐え、夏の暑さを凌ぎ、私たち人間と同じように懸命に季節を乗り越えてきたのですから、たとえ真っ赤にならなくても、木によって色づくタイミングがばらばらでも、どうかゆっくり見守ってあげてくださいな、という気持ちと同時に、皆なぜそんなにも赤ばかりを求めるのか? とも思うのです。

もちろん紅葉は美しいですが、散りもみじの色の世界も奥深くておすすめですよ。

テーマイラスト

秋の美しさを象徴する花札「紅葉に鹿」は、古くから「絵になる相性の良い取り合わせ」と考えられてきた。その鹿からのイメージで、紅葉×鹿の子で哀愁美を表現。ちなみに、「紅葉に鹿」は鹿がそっぽを向いている様子から、「シカト(無視する)」という言葉の語源でもある

私は数年前、霊鑑寺(京都市左京区)で見た散りもみじの色の多さと枯れ色の美しさに感動し、それ以来、散り“もみじハンティング”が私の秋の喜びのひとつになりました。

今年のもみじがどんな色を見せてくれるのか、今から楽しみです。

2023.11.27

着物でおでかけ

妙心寺塔頭『桂春院』、紅葉狩りは静かにゆったりと 「京都できもの、きもので京都」vol.6

たとえばこんな、紅葉アイテム

本手加工友禅訪問着「楓に秋冬の吹き寄せ」
モノトーンで染め上げられた楓に、ほんのりと朱や緑の彩りを添えた意匠が落ち着いた雰囲気を演出。裾にはさり気なく配された、梅・菊・松葉・銀杏など、秋冬を代表する草花の吹き寄せもポイント。

【人間国宝 故・羽田登喜男】本手加工京友禅訪問着「舞楓に鴛鴦四羽」
花紫色を基調とした絹布に描かれているのは、人間国宝 故・羽田登喜男氏の代名詞ともいえる鴛鴦の図案。地色からキリリと浮かぶ色使いも美しく、結婚式など華やかな席に彩りを添える格別な一枚。

鹿の子総絞り刺繍訪問着「亀甲草花紋」
正統派の上質な総絞りを贅沢にほどこした訪問着。つややかな赤に染め上げた紗綾型本紋の地に浮かべられた白残しの亀甲繋ぎ。身頃には金彩友禅と刺繍で、菊や楓、梅花などがちりばめられている。

【白木染匠】本手描京友禅九寸名古屋帯「紅葉」
希少な季節の染帯。新潟五泉の滑らかな塩瀬地に、赤の色彩が美しい秋柄の定番「紅葉」が描かれる。一点ずつ丁寧に染筆であしらわれた本手描染めの染め色も見事で、風情を纏える格別な一条。

【久呂田明功】糸目東京友禅九寸名古屋帯「紅葉」
染色家・久呂田明功さんの特選名古屋帯。ふっくらと豊かなシボ感の縮緬地をこっくりとした黒に染め上げ、緑から朱へと鮮やかに移り変わる紅葉を染め表した、インパクトある一条。

【人間国宝 故・森口華弘】手描友禅綴れ地八寸名古屋帯「紅葉」
友禅ファンにはお馴染みの人間国宝 故・森口華弘氏の作品。しっかりと厚みとハリがある苦色の綴れ地に、素描であしらわれた細い楓の枝葉がすっきりと染め描き出されている粋な一条。

蒔絵かんざし「雲取り紅葉に桜」
蒔絵職人が丁寧に描き上げた上質な鼈甲風かんざし。透け感のある鮮やかな色味が美しい一本で、フォーマルな席や華やかな装いに重宝する。色づく紅葉の頃、桜の季節に想いを馳せて髪を彩っては。

【京都富小路きねや】帯揚げ「秋彩り 銀杏/紅葉」
すっきりとした白地に型絵染めで手染めされた銀杏・紅葉・松葉たち。京都の和装小物専門店「きねや」オリジナルの帯揚げは、あっさりとした小付けの柄でコーディネートしやすく愛らしい。

【紐の渡敬】輪出し絞り縮緬帯揚げ「梅楓・黄色」
穏やかな光沢をもつシボ高い縮緬地に、輪出し絞りで梅と楓を表現した帯揚げ。付下げ・小紋・紬など幅広く使えて重宝する一枚。赤のグラデーションに目が行きがちの秋、黄葉でアクセントを!

2022.10.22

着物の基本

着物の温もりに包まれる霜月 「月々の文様ばなし」vol.8

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