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グレイヘアへの移行 「きものとわたしのエイジング」vol.2

グレイヘアへの移行 「きものとわたしのエイジング」vol.2

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白髪にどう向き合うかは十人十色。アンチエイジングではない、「自分で決めてなりたい姿を目指すエイジングのひとつ」が、私のグレイヘアへの移行なのです。

2023.01.14

よみもの

更年期とのつきあい方 「きものとわたしのエイジング」vol.1

似合うを知る、パーソナルカラー

似合うを知る パーソナルカラー

@alice.chen

きものを選ぶ時や、コーディネートを考える時に、みなさまは「パーソナルカラー」を参考にしていますか?

自分本来の肌の色や、顔立ち、髪の色などから、より血色良く、個性を活かせる「似合う」色のグループを見つける診断です。

自分が好きな色と、似合う色とが同じ場合もありますし、違う場合も。

好きな色だけど、何となく顔映りがくすんでしまうなどの経験がそれです。

パーソナルカラーがわかると、色合わせの原則のようなことも学べますので、コーディネートを組み立てる際の参考になるでしょう。

最近よく耳にする「ブルベ(ブルーベース)」「イエベ(イエローベース)」という言葉もパーソナルカラー診断からきています。

まあ、診断結果に囚われすぎるより、最終的には好きなものを好きなように選び、纏えばよいのですが、多少でも理解していたら、「似合わない」はずの色のきものを半衿などで、自分の「似合う」に寄せることもできます

その診断で私は「ブルーベースのウィンター」なのですが…

この数年で、ある変化が起きているのです。

グレイヘアへの移行方法とは?

グレイヘアへの移行

@alice.chen

私は海外に住まいを移した時から、市販の白髪染めを使って、髪を黒く染めていました

パーソナルカラー診断の「ウィンター」にはコントラストの強い原色も多く、黒髪が都合良かったのと、きものとも相性が良いので、気に入っていました。

そんな私がグレイヘアへの移行に踏み切ったのは2021年の1月末のこと(ご参考:ブログ「台湾台北で美容院に行くならココ‼️」)。

「染める」こともグレイヘアへの移行の方法

@alice.chen

そこから2年が経ちますが…

全頭真っ白ではなく、かといって「グレイヘア」の第一人者とも言える近藤サトさんのような、ナチュラルな白髪混じりの髪というわけでもありません。

2021.07.21

インタビュー

着物へのハードルを取っ払いたい。 ナレーター 近藤サトさん(前編)

「グレイヘアへの移行」というと、一切の「染める」行為をやめると思われるのではないでしょうか。

じつは、「染める」こともグレイヘアへの移行の方法のひとつです。ただし、「白髪染めの染料」で染めることはやめなくてはいけません

もし、あなたの白髪が気になりだしたら「白髪染めの染料」で染める前に、美容師さんと相談することをお勧めします。

白髪染めをやめて放っておくだけなのか、その先に何をするのかには、選択肢がいくつもあるのです。

選択肢がいくつもあるのです。

@alice.chen

白髪をぼかす、いかす、と言われている施術は髪を脱色(ブリーチ)したり、白髪染め以外のカラー剤で染めます。

私の場合は、白髪染めをやめ、黒かった髪を徐々に明るくしながら、伸びてくる白髪には「おしゃれ染め」をして、(全体のトーンを整えるため)染めながらグレイヘアに移行しています。

髪色の変化=きものコーディネートも変化?!

長谷川普子さん

@alice.chen

黒髪からどんどん髪色が明るくなるにつれて、ある変化が起こりました。

髪を染めると、特に私のようにブリーチ後に明るい髪色に染めた場合は、シャンプーやドライヤーの影響で褪色が起こり、常に髪色が変化し続けるのです。

それに伴い、今まで自分に似合う、と自負していたきものが半衿や帯などコーディネートを変えないと、馴染まなくなる現象が起きたのです。

逆に苦手だと思っていた色柄のきものが以前より着こなせているような気がしたり……

この思いがけない科学反応(?)には戸惑うばかり。
決めていたコーディネートを急遽変更することも多くなりました。

髪色の変化でパーソナルカラー、「似合う色柄」はどのくらい影響を受けるのでしょうか?

変化が起こりました。

@alice.chen

色だけでなく、総合的な要素からその人本来の生き方への姿勢までを読み解き、アドバイスをくださるパーソナルスタイリストの木村牧子(リンゴ)さんに疑問を投げかけてみました。

的確な回答をいただきましたのでご紹介しますね。

パーソナルカラーは一生のうちで変化する?

それぞれのタイプのど真ん中の人はたぶん一生変わらないことが多いと思います。でも中間とか、どちらのタイプにも取れるなど2つにまたがっている人は、少しの変化でどちらかに転ぶことが多いです。

パーソナルカラーの決め手になっているのが、色なのか顔立ちなのかにもよります。色の要素が強い方は日焼け、肌や髪の色つやなどで変わるでしょうし、顔立ちの要素が強い方は、加齢によるたるみなどで変わるでしょう。

私の場合は、

色の要素よりも、顔立ちがウィンターの決め手になっています。ですから、ヘアカラーを何色に変えても、ウィンターに変わりはないでしょう。

とのことでした。

とはいえ、以前と同じコーディネートのままでは、しっくりこない現象は今も続いています。

2021.05.10

よみもの

“自分”を知る、”似合う”を知る 「台湾きものスタイル考」 vol.5

結局は「着る人が完成させる」

白髪にどう向き合うかは十人十色です。

@alice.chen

白髪にどう向き合うかは、十人十色です。

アンチエイジングではない、「自分で決めてなりたい姿を目指すエイジングのひとつ」が私のグレイヘアへの移行です。

最終的には、加齢とともにプラチナホワイトへと移行させていきたいのですが、美容師さんいわく、全頭真っ白になるかどうか、いつなるのかは、歳を重ねていかないとわからないのだそうです。

コロコロ変わる髪色のおかげで、首から上のインパクトがさらに強くなった気がいたします。

きものコーディネートは「置きコーデ」だけでなく、首から上に合わせましょう。

どんなに素敵な色柄のきものや帯、小物合わせでも、最後は着る人が完成させるのですから。

撮影/Alice chen @alice.chen8010

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