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正派西川流・西川喜優先生 お稽古場での装い 春から夏の染め×染めコーデ「日本舞踊の愉しみ」vol.3

正派西川流・西川喜優先生 お稽古場での装い 春から夏の染め×染めコーデ「日本舞踊の愉しみ」vol.3

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正派西川流の日本舞踊師範である西川喜優先生のお稽古では、先生の着姿や艶しぐさからも“和の美”を学ぶことができます。今回は、「日本舞踊のお稽古場」という、“入門しないと分からない”現場の空気感とともに、先生の上品さが際立つ4つのコーディネートをご紹介します。

2023.06.06

イベントレポート

島田史子さん × 西川喜優先生 日本舞踊披露&トークショー 「和と粋の世界へ繋がる扉」

春爛漫な4月の装い

4月の着姿_前

お稽古日、桜は八分咲き。季節をほんの少し先取りして、満開の桜が印象的な黒帯をセレクトし、合わせた着物は薄桜色の小紋

蒔糊による細かい霰模様が、春らしさを高めます。

紅白の小物使いで帯まわりを引き締めれば、可憐さの中にも、色っぽさが醸し出される着姿に。

4月の着姿_後ろ

十日町友禅の染帯。黒や白の染帯が、喜優先生好み

2022.02.26

まなぶ

そろそろ桜も 〜現代フォーマル着物考その2〜「徒然雨夜話ーつれづれ、あめのよばなしー」第十夜

2021.03.12

よみもの

春を運ぶ装いで『桜姫』を満喫 「歌舞伎へGO!大久保信子先生に聞く着物スタイル」 vol.4

涼風吹く5月の装い

5月の着姿_前

きものファンの中には、帯締めはこれ!という方も多い冠組の帯締め。色は、きものと帯に合わせたシンプルな白で。絞りの帯揚げも、帯と色味を揃えた上品な仕上がり。

爽やかな甕覗き色の着物で、初夏らしいコーディネートです。白の縦縞が入ることで涼やかさが増し、竹笹の地模様がエレガントな印象を与えます。

5月の着姿_後ろ

シャープな柄行の塩瀬の黒帯と合わせて、まるで涼風に吹かれているかのような凛とした佇まいに。暑い季節の着姿は、涼しげに見えてこそ。

2020.12.01

よみもの

ゆるまない、ゆるがない、冠組 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.17

山も滴る6月の装い

6月の着姿_前

宝尽くしの単衣の小紋は、青鈍色。グリーンがかった落ち着いた青が、深緑の山や森を思わせます。

絽の帯揚げと細めの冠組によるブルーの濃淡が奥行きをもたせ、気品ある佇まいに。

落ち着いたきものの色合いを引き立たせる白の染帯は、彩紐の柄

軽やかな意匠で、華やかさがプラスされた後ろ姿です。

6月の着姿_後ろ

襟足長めのヘアスタイルと抜いた衣紋で、艶やかなスタイルに

2022.03.29

まなぶ

先取り単衣と染め帯の愉しみ 「徒然雨夜話ーつれづれ、あめのよばなしー」第十一夜

2024.06.01

よみもの

フォーマルシーンも単衣が大活躍! 「きくちいまが、今考えるきもののこと」vol.84

水煌めく7月の装い

7月の着姿_前

夏ならではの絽の小紋。箔散らしが印象的な一枚。

7月の着姿_後ろ

以前KITTEで購入された夏生地の染帯には、千鳥・笹・流水紋。喜優先生曰く、「体脂肪率高めの千鳥が好きなの」

銀座店店長が提案した帯が、好みど真ん中で先生のハートを射抜き、夏になると大活躍しています。

7月の着姿_帯アップ

流水とリンクする縹色の冠組の帯に、色を合わせた絞りの帯揚げを。

2022.07.15

よみもの

涼を感じる水の文様で夏を過ごす「歌舞伎へGO!大久保信子先生に聞く着物スタイル」vol.20

“染 on 染”のコーディネートが定番の喜優先生。改めてその着こなしを拝見してみると、冠組の帯締め&絞りの帯揚げという組み合わせがお好みなことも分かりました。

お稽古着や不断着ふだんぎとしてきものを着るからこそ、スタイルが確立していると安心ですし、迷いが減って時短にも繋がります。

喜優先生の着姿を参考に、みなさんも自身のお気に入りの装いを見つけてみてください。

イベント情報

銀座店イベント 和粋會×TOKYO 日本舞踊LIFE共同企画
「能『一角仙人』ランチ講習会」

2024年9月25日(水) 12:00~14:30
会場:フレンチレストラン 『La BOULETTE』
定員:10名〈予約先着順〉
参加費:4,500円(税込)※10月12日(土)本公演チケット付

詳しくはこちら

撮影/スタジオヒサフジ

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