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きものが見せてくれる景色 「きものとわたしのエイジング」vol.12(最終回)

きものが見せてくれる景色 「きものとわたしのエイジング」vol.12(最終回)

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"川の流れのように"とはよく言ったもので、人生も人も、その時々でとめどなく流れていくことを実感しています。わたしの人生にきものが登場したのはもっとずっと前ですが、きものが軸となってからの10年はとても面白く過ぎていきました。

2023.10.14

よみもの

きものとメガネと老眼鏡 「きものとわたしのエイジング」vol.10

「エイジング」

縞模様のきもの姿の普子さん

「エイジング」

このテーマで1年、グレイヘア移行のこと、更年期の身体の不調や心情の変化など、57歳のいま、を少しずつ綴ってきました。たくさんの共感や励ましのメッセージをいただき、本当にありがとうございました。

今シリーズは最終回となりますので、1年を振り返ってみたいと思います。

1月。

撮影: Alice chen

継続中の更年期に見られる心身の変化に伴い、きものが着れない時期があったことを告白しました。

海外生活約10年の間に作り上げた、”きものの人”という外部からの認識を壊したくない気持ちとの葛藤もありました。

執着を手放し、無理をしないことが、きものを好きでい続けられることに繋がっています。

2023.01.14

よみもの

更年期とのつきあい方 「きものとわたしのエイジング」vol.1

2月。

羽織と帽子姿。

グレイヘアへの移行について。そのやりかたは人によって異なること。

また髪色が変わることによる「似合うきもの」の変化へのとまどいなど。
今もわたしは「染めながら」、変わりゆく髪色と手持ちのきものとのコーディネートに苦戦しながらも、楽しんでいます。

来年はもう少し髪色を同じ色で定着させたいと思っていますが、どうなりますことやら。

2023.02.14

よみもの

グレイヘアへの移行 「きものとわたしのエイジング」vol.2

3月日本人の美意識と、わたしが感じた、タイや台湾のかたがたとの美意識の違いについて。

またそのおおもとにあるコンプレックスの原因についてなど。
写真の加工についての本音もちらり……

2023.03.14

よみもの

コンプレックスや老化を受け入れる 「きものとわたしのエイジング」vol.3

4月は、年齢を重ねると”怖く”なることへのチャレンジについて。

服装(きもの)のみならず、新しいことを始めようとする時や、過去に経験のないことをする時に、上手くできるか、失敗したくない、評価を落としたくない、傷つきたくない、など「怖さ」が出るものです。

その「怖さ」はそれを「やって」乗り越えないと、いつまでも怖いまま、というお話。

新しく知り合った台湾人のヘアメイクさんやカメラマンさんとの撮影機会を通しての気づきでした。

2023.04.14

よみもの

”怖さ”を消すには、やってみる 「きものとわたしのエイジング」vol.4

そして5月

ゆかた姿の普子さん

ようやくわたし達、持病もちハイリスク組にもコロナ禍が明け、夫婦で3年ぶりの海外旅行へ。その行き先は、わたしがきものを着はじめたタイのバンコクでした。

思い出の地での「ゆかた」、10年で変化したことなど。

2023.05.12

よみもの

原点に帰る 「きものとわたしのエイジング」vol.5

6月は、4年ぶりとなる待望の日本への一時帰国

「はじめまして」のかたがたとの出会い。

きものが繋いでくれたご縁どこにいても、「きもの」がもたらしてくれる恩恵について。

2023.06.14

よみもの

私を外へと誘う、着物 「きものとわたしのエイジング」vol.6

7月。

7月は日本に一時帰国

日本で再会した茶道の先生とのひとときや、台湾でのお茶のお稽古を辞める決断をしたこと。

歳を重ねると、「はっきり」教えられたり「きちんと」叱られる機会が減ってしまいます。また自分の心も頑なになっていくのも感じます。

限られた時間の中で、なにをし、なにをしないと決めるのか。

手放すこともまた潔し、今では納得しています。

2023.07.14

よみもの

年齢を重ねたからこそ、わかること 「きものとわたしのエイジング」vol.7

8月9月は、ゆかたの話

8月は中学校でのゆかた実習を通して感じたことを。

9月は、親子ほど歳の離れた新しい友人の「お祖母さまの縫われたゆかた」に感動するとともに、自らの幼い頃のゆかたの思い出や、日本人として感じるきものへの想いなど。

2023.08.14

よみもの

昭和の夏の風物詩、再び 「きものとわたしのエイジング」vol.8

2023.09.14

よみもの

親子ほどの歳の差を繋ぐ浴衣 「きものとわたしのエイジング」vol.9

10月は、”ローガン”(老眼)の訪れとその対策苦手意識の克服方法についてなど。

1年を振り返る

2023.10.14

よみもの

きものとメガネと老眼鏡 「きものとわたしのエイジング」vol.10

11月は、義姪の結婚式に纏った初めての「色留袖」について感じた想いを。今年2回目となった日本一時帰国のメインイベントでした。

コロナ禍を経て今年は着物を着ての外出も増え、特に、国を跨ぐ旅が再開できたことが、1番の変化と思い出です。

2023.11.14

よみもの

留袖の重さは人生の節目の重さ「きものとわたしのエイジング」vol.11

2024年、また新しい連載でお会いしましょう。

写真を見返すと、新しい出逢いあり、懐かしい再会あり、また思いもかけないお声かけからの、さまざまな経験をしました。

逆に、疎遠になってしまった人も。

少しの寂しさは感じるものの、これまでも繰り返してきたことですし、縁があればまた繋がり再会もあることなのだと、あらためて感じています。

2024年、また新しいテーマでの連載でお会いしましょう。

”川の流れのように”とはよく言ったもので、人生も人も、その時々でとめどなく流れていくことを実感しています。

わたしの人生にきものが登場したのはもっとずっと前ですが、きものが軸となってからの10年はとても面白く過ぎていきました

次の10年、きものはわたしにどんな景色を見せてくれるのか、またどこへ連れて行ってくれるのか、とても楽しみです。

57歳もあとひと月で終わります。

「きものとわたしのエイジング」

1年間お付き合いいただき、ありがとうございました。2024年、また新しいテーマでの連載でお会いしましょう。

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