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かはひらこ

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大和言葉で蝶を意味する「かはひらこ」。「たくましい生命力を持つ蝶のように、日本の女性に厳しい現代社会を生き抜いてほしい」と着物に思いを込める。かはひらこ主宰、佐竹美都子さんにお話しを伺いました。

強くしなやかに生きる、 現代の日本人女性にふさわしい着物を届けたい石川県加賀市。自然豊かな山あいの地に「佐竹孝機業店」の工房はあります。
「祖父の跡を継いだ父が京都西陣から石川に織機を移したのは、自然の中でものづくりをするためでした」と佐竹さん。
裏山で桑を育て、養蚕して糸をつくり、庭の植物で草木染をする。
それにより以前よりも多様性のある帯が生まれるように。
さまざまな素材の糸や織り方を織り交ぜてつくられる、多彩な表情の帯
そのなかでも軽い付け心地と物語のあるデザインにこだわったのが佐竹さんの手がける「かはひらこ」。

数少ない女性作家としてのまなざしが随所に光るのは、現代女性にとって着物を身近なものにしたいから。
「織機の音が街から消えないように、少しでもその力になりたいですね」。

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