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プロに学ぶセルフアレンジ~きものヘア~

プロに学ぶセルフアレンジ~きものヘア~

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ヘアサロンに行くほどではないけれど、普段きものでお出かけの際に、着姿がグッと魅力的になるセットがご自身でできると、嬉しいですよね。美容師歴40年の武内俊子先生にお越しいただき、一人ひとりに似合うセルフへアレンジの体験イベントを大阪梅田店で開催いたしました。

「今日も暑いですね~!」
平成最後の夏はこの言葉が、挨拶がわりといっても過言でなかったかもしれません。本日の参加者さまも、この言葉を口々に集まってこられました。
今回はヘアスプレーを使うことも考慮し、洋服でお越しいただいています。
会場の大阪梅田店には、長机に大きな鏡が4枚並び、ホットカーラーやマジックカーラー、各種ヘアピンなどがスタンバイ。
即席のメイク室のような仕様です。

ご指導くださるのは美容師歴40年の武内先生。
まずは基本的なピンの打ち方、カーラーの巻き方、スプレーの振り方の説明を全員で教えてもらいました。そこからは、お一人ずつ、武内先生がポイントを伝えながらお手本で一度セットを実践。一旦解いて、今度はご自身で挑戦していただきます。

「きっちりまとめる方が好き?それともふんわり?」
「お茶席が多いの?それなら飾りで(毛先の始末やピンを)隠したりもできないわね」
「後ろで三つ編みは作れる?」など、対話をしながら、ご参加の皆さまのなりたいイメージやアレンジテクニックのレベルを武内先生が素早く掴んでいきます。

毛量が多い方は、襟足部分が弛まずにスッキリ一つにまとめるのが難しいとお悩みでしたが、耳より前の髪を先に結んでから残りの髪を持っていく方法でキュッと美しいまとめ髪に。後頭部が絶壁気味で…と仰られていた方も逆毛で丸みのあるフォルムになっていますね。
「顎を引いた状態でアップにすると、普通の状態に戻った時に後ろの毛が弛むので、顎を上げ気味にして結んでみましょう」「逆毛を立てるのは根元だけで大丈夫。毛束を前傾にした状態で櫛を入れて」とちょっとしたコツで1度目より2度目、2度目より3度目と如実に出来栄えが良くなって行く皆さま。

トップの髪が短めの参加者さまは、あえてピンで押さえずにふんわりと散らした感じが素敵でした。

かんざしをご持参いただいた方には、かんざしを使ったアレンジを実践していただきました。華やかなパール付きの扇型のかんざしがヘアのラインに綺麗に沿っていますね。かんざしが落ちないように固定するには、このようにUピンを噛ませて、そのUピンをアメピンで留めるといいそうですよ。

浴衣にも使えそうなスティックタイプのカジュアルなかんざしは、つい斜め上から挿してしまいがちですが、やや下から挿すことで襟足の美しさを際立たせる粋な雰囲気に。お茶席の和服の装いでは、ヘアアクセサリーが付けられないので、毛先を薔薇の蕾のようにまとめるアレンジをご提案。これなら飾りがなくても寂しくありませんね。
今回のレッスンを経て、お家でも頑張って練習したいという参加者さまのお声に、
「普段、ご自分の慣れた道具(くし、ブラシ、留め具等)の方が使いやすく、上手にセットできますよ!」
と武内先生から頼もしいお言葉。
ヘアスタイルがバッチリ決まれば、きもののお出かけが一段と楽しくなりそうですね。

武内先生のヘアアレンジ講座は、好評につき第二弾も企画中です。
顔立ち、顔の輪郭、髪の長さや質感にも個人差があり、出来上がりが似たような髪型でも、教えていただけるやり方やポイントが違います。
ぜひ直接レッスンを受けて、ご自分に似合うヘアスタイルを一緒に見つけてみませんか。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました。
そして、今回は満席でご参加いただけなかった皆さま、どうぞ楽しみに待っていてくださいね。

和髪を自分で結うために 「セルフ和髪のいろは~一髪二化粧三衣装」vol.1

せっかく着物を着るんですもの、少しでも着慣れてみられたいのが女心。仰々しくなく、かといって地味すぎず、どんな着物にも合う自然な髪が結えたら…私が自分で和髪を結おうと思ったのも、こんな理由からでした。和髪の基本構造から、「セルフ和髪」を丁寧に解説いたします!

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